さくらさくら ’24 醍醐寺編 (2)

今季のメインイベントはあらかた片づいたみたいな感ありますけども、明日も花見。正直ピークは過ぎてるらしいとの観測だが気にせず行く。行く手段を確保しちゃってるんで後に引けないともいう。やっぱ自然物の予測は難しいですわー。
さて引き続き京都たっぷり花見のお話。

桜馬場に再び出て、次の有料エリアをめざして東進。

それにつけてもソメイヨシノがドンピシャの満開具合。花目当てならこれ以上ないタイミングで来ることができたようだ。

早咲き品種やしだれの一部は盛りを過ぎていたけど、逆に言えばそれだけ品種バリエーションが豊かなわけで。

この大きな仁王門が、伽藍エリアの入口となる。こちらは敷地がかなり広い中、手前に謎の空き地。数年前の台風被害を受けて伐採された森で、いずれ復旧されるとのこと。

順路に沿って進むと、ここでもまた文化財級の建物。ひときわ大きな金堂(国宝)。

あちらに見えるのは五重塔(国宝)。

他にもさまざまなお堂が点在している。どちらを向いてもそこには何かしら桜の木。

最奥部に近い観音堂では大行列。札所でもあるから、きっと御朱印を求める人々であろう。きりがないので当家はやってません。

弁天様がいらっしゃる池のほとりの桜は、大半が花筏に姿を変えていた。

ぐるっと回って五重塔(国宝)前へ。

見頃の花の下を歩いて門へと戻っていく。伽藍をさらっと歩くだけでも30分はかかると考えてよさそうね。

例年桜の季節に催される行事は、開花時期を鑑みて今年から半月前倒しにされたとのこと。その判断もうなずける光景。

最後にもうひとつのエリア、霊宝館へ。

入った正面にこれまた立派なしだれ桜が待っていた。左右に大きく枝を広げ、やわらかな青空を覆う。

展示の一部は休館中であったが、花を観るだけでも元が取れそう。

なんせ、この敷地内ではしだれ桜が何本も競うように花をつけている。

とりわけ驚いたのは、建物より遥かに高い背丈の大木。花の勢いも素晴らしく、堂々たる姿に思わずしばし仰ぎ見る。

展示は仏像棟だけのぞいてきた。十数分の行列を経て鑑賞している間に、ちょっと陽射しが陰ってきてしまったのはご愛嬌。

門を出たところもまた桜の回廊。桜馬場も合わせて、無料範囲で花を楽しんでいる人もいたかもしれん。

なお今更ですが、醍醐寺全体は世界遺産にも登録されております。世界遺産物件は国内だけでもだいぶ行ってるだろうけど、やっぱりきりがないので特にカウントはしていない。

なんだかんだで到着から2時間経過。そろそろおいとまするとしよう。

去り際にもう一度振り返り、視界を桜で埋め尽くす。名所と言われるだけのことはあったわ。

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