紅葉するEXPO (4) 語らう歴史
9 Dec 2017
実家からのお届けものを待ちつつ、年賀状の柄を考える。今年は海外素材がいまいちピンと来ず、なんとなく見つけた国内素材にそれっぽいフォントを組み合わせて一丁上がり。来週末にでも送り先が固まったら印刷するか。
さて万博散歩はゆるゆると続いております。
昼食をとったベンチのそばには、とても背の高い木が複数。種類まではわからないものの、どことなく海外の景色を思い出させる大木は、茶色がかったオレンジを身にまとっていた。
別の一角ではちょっとしたすすき野原も出現。子供の頃ならわーいと飛び込むところだが、今それをやると服にくっついて大変と思いとどまるのが大人。
しばらく行くと、ヨーロッパ(例:ウィーンの公園)を思わせる雰囲気の並木に囲まれた西大路。
是非歩いてみたかったんだけど、残念ながら立入禁止。というのも、10月の台風により、園内あちこちでいろんな木が折れたり倒れたり。ここもその一部だった。
ひょうたん池のほとりにも、1本モノのもみじ。にカメラを向ける人と、鯉へ熱心に餌をやる人に二分される池の風景。
と、そこへ通りかかるアトラクション的なもの。
「森のトレイン」という、自然文化園を周遊する乗り物。無軌道機関車風のアレだが、タイヤの外側に鉄輪の飾りが施してあるなど、遠くからなら一見すると自動車ベースにはあまり見えない丁寧な造りに感心する。
ところで、お忘れかもしれませんがここは「万博」記念公園である。今はすっかり森に囲まれた広い公園になっているが、かつての姿を偲ばせるものが密かに設置されていた。
ここにソ連館があったそうです。ソ連だよソ連。そりゃ大阪万博が 1970 年だから当然か。はともかくとして、とてもパビリオンがあったとは思えぬこの空間。礎石なんか落ち葉に埋まってたし。
他にもパビリオン跡地を示すものはいくつか見つけた。ただこの表示があることに途中まで気づいておらず、実を言うとポケモンの画面に出てきて初めて存在を知ったんだが、自然に還るとはそういうことなのかもしれない。
北端近くにさしかかると、一気に視界が開けた。
塔と観覧車がだいぶ遠くに見える。会期中にも場内あちこちから姿を観ることができたに違いない。
随所に秋らしいものを見つけつつ、南東へ伸びた川に沿って進む。
そして我々は途中で真東へ曲がり、もうひとつ入場可能なエリアへと進路を変える。
塔の真北には、だいぶ寒くなってきたというのにバラが数種類花を咲かせていた。
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