梅雨にも晴天あり (1) 花咲く寺
16 Aug 2023
当家の夏休みは昨日にて終了いたしました。ただし、最終日は台風でこもっていただけともいう。5年前のアレがたいがいヤバかったんで用心して過ごしたけど、幸いベランダに葉っぱがたまった程度で済みまして。
さてここからは時間をだいぶ戻して、6月頭のおでかけから。
この日、我々は京都まで来ていた。といっても中心部ではなく、おけいはんの支線から歩いて少々。
おや、入口のあじさいが綺麗で。最初のやつが一番よかったとかいう法則ではなかろうが、とりあえず1枚。
ここは三室戸寺。あじさいで有名だというので、それ目的の来訪。
まっすぐ進むと、本堂へと続く階段が半分花で埋まっている。
さながら滝のようでもあり、ふわふわのじゅうたんのようでもあり。
上がりきったところの手水鉢もなかなか見事に飾られていた。近年流行ってるんすかね、手水鉢あじさいデコ。
なお、本堂周辺は時期を変えれば蓮の花がいい感じになると思われる。
ではいよいよ本題、境内の多くを占めるあじさい園へ。
なんでも1万株あるらしい。それだけあれば三分咲きでもなんとなく花見が成立するんではないか、と踏んだ読みは概ね正しかったようだ。歩を進めるたびにあちこちで咲いている。
花は大きなものから小さなものまでそれぞれ。
色合いもそれぞれ。土壌の pH によるとも言われるけど、狭い範囲での青赤共存もあれば1玉でグラデーションをなすものも。
花の多そうな地点を求めて進んでいくと、入場して最初にくぐった門の下に出た。斜面を埋め尽くす鮮やかな青。いいねぇ。
あじさいと一口に言ってもいろいろある。スタンダードなものももちろん相当数ある中、歩くうちに普段あまり観ないタイプが見えてきた。
青みがかった白、傘を広げたような平たい形状。
中央は白く、ふちどりカラーをまとったタイプ。
徐々に陽射しが強まり、ひまわりでも撮るかのようなアングルで見上げる。
結晶のような重なりをもつシャープなものも。
縁がくっきり持ち上がって色も濃く、星形アクセサリーのよう。
と、30分少々で1年分観たんじゃないかという濃さであった。わざわざここまで来た甲斐はあった。
駅へと戻る途中、行きの道すがら見かけた看板のお店に寄っていく。「かめうさぎ」さん、日本茶とジェラートのお店、とのこと。
めっちゃ濃い抹茶のジェラートをいただいた。自前で茶畑をお持ちだそうで。なるほど。おいしゅうございました。
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