仲秋来るEXPO (1) 名残を語る

世界(日本含む)の駅についてまとめた雑誌があるというので、旦那さんが先日ポチったものが届いた。月刊誌とはにわかに信じがたい厚み、そして全編日英2ヶ国語対応。お値段張るだけのことあるわ。写真もあるけど文字ぎっしりなので時間かけて読む。
さて今回は久々につい最近、先週末のゆる散歩から。

スタート地点は、過去に通過だけしたけど利用はしていなかった駅。

「公園東口」。実にざっくりとした名前は、おそらく本線の「公園」駅との混同を避けるため。季節写真ネタに困るとよく来るあの公園であることは、そもそも最寄り駅がモノレールな時点で明白。観覧車も見えとるし。

毎度おなじみ万博公園。でも東から入るのは初めてやなぁ。あえて有人窓口へ向かい、有料施設でときどきある「JAF 会員証見せるとちょこっと割引」の恩恵にあずかって、さっそく中へ。

おりしも、ちょうどお昼時。入ってすぐのところにバーベキュー区画が設けられており、テントや大屋根の下からはとっても美味しそうな匂いが。くんくん…あ、いや、おにぎり持参ですから。
お食事中のみなさんのすぐ横には、大きな池。

水面に浮かぶように配置された、色も形もさまざまな謎のオブジェ。昭和にがんばって未来の雰囲気を出した感がすごいんだけど、万博当時からのもんかな。

西側のパネルで答え合わせ。池もオブジェも、やはり記念に残されたものだった。
「夢の池」に配されたのは、宇宙をイメージした複数の噴水塔。さすがにもう水は出ないが、本体だけでも芸術作品として取ってあるようだ。作者はイサム・ノグチ。もともと著名な彫刻家だけど、別の観点で覚えがあるなと思ったら、李香蘭の人と一時結婚してた。そこか。

池のほとりには、1人乗りの小さなヨット。かつて世界一周に成功した「信天翁二世号」の実物らしい。一周したのが万博よりも後なのは気にしたら負け。船の主・青木洋氏は大阪の人やし、世界レベルの実績ってことで。

池の西側に抜けると、公園の中心部と言ってもいい地点に出る。

太陽の塔の背後をとった。前や横の顔ほどなじみはないが、これも登場当時からの太陽の顔。過去を象徴する「黒い太陽」。なお正面が現在で、てっぺんの金色のが未来だそうで。

会期中に塔が貫いていた大屋根の一部を、すみっこで記念に残した広い空間。お祭り広場といって、早い話が多目的イベント会場。近年はよくフリマが開かれている。むかしむかし、大阪で初めて先生を拝見したのもここ。今で言う a-nation の先駆けとなった TK DANCE CAMP。初めて関西に住んだ最初の年、たまたまその年だけ開催されたのは、運がよかったとしか。

と、そんな思い出話はさておき。おなかすいたので、テーブル付きのベンチでコンビニおにぎりを広げて昼食。過去に来たときは紅葉ハイシーズンが多かったこともあるけど、今日は空いてんなー。ベンチ選び放題。気楽にぶらぶらするには最適。

西側のエリアに入って、アレを探そう。

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