さくらさくら ’22 長谷寺編 (1)

週末に夫婦揃って3回めの注射打ったんですわ。もちろんアレの。その結果、2回めみたいにまる2日で収まるかと思いきや、自分だけ今日もまだ延々と熱あり。つっても微熱ではあるんだけど、数値の割にだるい。今週中には戻ってほしいもんだ。
さて花見2週めは違う県に行ってみたよ。

京都でソメイヨシノの最盛期を存分に堪能した、その翌週。標高の高いところへ行けば、まだ花見は可能なのでは、と考えた上で、他の要因も考慮に入れた結果、第2花見会場が決定。

長谷寺。って首都圏民は鎌倉しか思い浮かばんかもしれんし、なんなら自分も若干そちら寄り。ですが、ここは奈良でございます。暖簾分けみたいな形でできたのが鎌倉だという話もあったり。

しかし遠いね。当家それなりに朝早めに出て、それで10時手前。おかげでまだ空いているので、今のうちにじっくり堪能しよう。

拝観料を納め、門をくぐって早々に出迎えてくれたのは、ボリューミーなしだれ桜。

本堂まで登っていく途中、斜面の上から春色の気配。思わず順路を逸れて眺めにいく。散りかけの品種もありつつ、いろんな桜が一堂に会している。

境内のあちこちに桜の木。花の寺と呼ばれる由来は連休頃がピークの牡丹にあるそうだけど、ひと足早く訪れれば桜の寺。

本堂からは境内を一望でき、とりわけ手前に花を配した構図が撮影者の人気を集めていた。

せっかくなんで、境内の桜を探しながらぐるりと歩いて巡る。

お、あっちにいい感じの花吹雪が。観ると撮るでは大違いで、静止画でくっきり撮れたのはこの場所だけ。

そういや、地元での花見は平日の夜桜だったし、京都では陽射しこそあったものの曇り基調の空。はっきり青空の下での花見は、今年はこれが初めてだったかもしれん。

などと考えつつ、本堂を横目に少しずつ歩を進める。

そこかしこに見え隠れする桜色。

鮮やかな五重塔と一緒に。て、これ戦後の建築なのか。

五重塔の足元、一段低いルートへ降りると、おみやげ屋さんと休憩所。

こちらでも遅咲きの品種が、やや濃いめのピンクをまとって輝いている。

しばしの休息後、さらに下りながらの帰り道。

全体がとにかく高低差の多い地形となっており、傾斜の上に白壁の塀が設けられていると、さながら城の景色のようでもある。

足腰が弱い方にはおすすめしづらいが、わざわざ来る価値はある素敵スポットであった。

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