異邦人、香港に遊ぶ (15) 屋台散策・1
8 Nov 2016
変則勤務でお疲れの旦那さん、本日は臨時休業。掃除と買い物くらいで、のんびり過ごして身体を休めております。どっちにしろ雨ベースの残念天気だし、こういう時は家にこもってだらだらするくらいがちょうどいいですわ。
では香港初日ラスト。あ、ちなみに初日の話がいちばん長いっす。
なわけで、ここは油麻地。駅から少し南へ下った細い通りに、大変有名な飲食店がある。
興記煲仔飯。我々が入ったのは一番右の黄色い看板の部分だったが、実はその2軒隣や徒歩1分圏内にもスペースを有しており、すべて同じ店扱い。21時半近かったけど呼び込みも盛んで、入る気満々だった我々には楽だった。
煲仔飯とは要するに具をのっけて土鍋で炊いたごはんのことで、この店では「釜めし」と表現している。
えぇ、なんと日本語表記あったんすよ。どんだけ日本人来るねん。おかげでメニュー選びに一切困らず助かった。
ただものすごく添削したくなる。「力エルの釜めし」「了ヒルの釜めレ」「二飯」…惜しい。すごく惜しい。でもすごく頑張っている。日本に留学してたのかってくらい(お会計の単位を「円」と間違うレベル)日本語上手なお兄さん店員氏もいた。
10分少々で出てきた、ソーセージと鶏肉の釜めし。左の状態で出てきて、備え付けのたれをかけて混ぜていただく。
基本の黒たれと、ちょい辛の赤たれ。辛いの苦手でなければ両方使い推奨。
て、頼んだもん逆に取っちゃったよ。本当はわたしが豚肉で旦那さんが鶏肉。この後取り替えて実食。いやー、うまい。シンプルだけど実にうまい。特にソーセージは当地特有のもので、コレだけでごはんいける濃厚さ。
ちなみにお値段も懐にやさしく、釜めし2個にビールと烏龍茶つけて合計 $125(当時 1700 円少々)。
ふー、ごちそうさまでした。せっかくなので、付近を散策していこう。
店の前の通りは廟街という。これがそのまま南へ伸びていて、こんな感じでずっと露店が並んでいる、いわゆるナイトマーケット。またの名を男人街。前回、旺角方面がデモのホットスポットで尖沙咀以北をやむなく回避したため、これまた宿題のひとつだった。
建物沿いに所狭しとひしめき合う陳列棚。ごちゃごちゃっぷりを観ているだけでも楽しい。
しばらく進むと、通りの名の由来であろう天后廟と脇の公園につきあたる。
公園の南側の道は見事なまでに「占いロード」。パワースポット巡りで来た女子の方なら寄っていくかもね。日本語いけるかどうかまでは不明。なお公園西側にも露店があるのだが、男人街の名にふさわしく(?)オトナなアイテムが多かったので撮影は控えておいた。
さらに進むと門が建っている。この先は露店の規模も心なしか大きくなる。
でた、アイラブ香港。いかにも地元民が持ってそうな、派手な服やバッグも多数。
商標的になんともいえない雰囲気のやつが混じってるのはよくあることです。なんと堂々と「にせもののバッグあるよ」などという呼び込みすら飛び交っている。はっきり言いすぎや。
と、観て楽しむうちに、気づけば隣駅・佐敦が間近。
おいしそうに蟹や魚介類を頬張る欧米の人々などを後目に、この日は宿へ引き揚げた。
翌日以降の天気が下り坂と知っていたからこその夜歩き。結果的に、そうしておいて正解だったことになる。
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