橋のむこう、再会の場所 (1) 島を縫う陸路

1〜3月があっという間に経ってしまうのは毎年のことなんだけど、とりわけ2月が短いのはいろいろと体感時間がずれてアレですな。28日から3日までって普段なら5日、でも2月なら3日。この2日の差が意外と大きかったりするのよ。
さてここからは、今更だけど年末帰省のお話。

暮れも押し迫った日の午前。我々は南をめざしていた。正確に言うと、いっぺん西へだいぶ行ってからの南へ。

しまなみ海道。瀬戸内を渡るルートのうち、広島から愛媛へ抜けるあの道。明石や瀬戸と違って未踏破だったが、せっかく実家が四国にあるので、使ってみましょう。
途中で大きな橋を発見。ちょうどいいところに駐車場があるので寄ってみた。

多々羅大橋。世界有数の斜張橋(国内トップ)らしい。スケール感もさることながら、とっても整った形状。

大小いくつもの橋をどんどん渡っていくのが、しまなみの特徴。途中の橋の上から見えたものが気になって、ちょっと寄り道。

この小さな島が、かつて村上水軍の拠点として能島城が置かれていた場所になる。

海面を観ると、そう荒天でもないのにすごい潮流。うずとは言わないまでも、船を操るのが大変そうなことは想像に難くない。そこで村上さんの出番だったわけやね。

で、そんな能島城の対岸にあたる大島に、見晴らしのよさそうなところを発見。さらに寄り道。

こちらは亀老山展望公園。そして展望台の設計は隈研吾。やけにコンテンポラリーな造形だと思ったわ。

とりわけ高い位置に、なぜか平山郁夫の絵。もしやこのへん出身かと思ったら、広島側のお生まれだった。

この展望台の最大の売りは、なんといっても来島海峡大橋。3連の吊り橋が連続して架かる、これまた見応えのある姿。はいいんですけども、長く眺めていることはできなかった。いや、寒いんすよ。風がとんでもなく強くって。冬の海辺の山頂、半端ないっす。

そんな大橋を渡り、いよいよ四国本土に上陸。

とりあえず来島海峡 SA に入ってみた。

そろそろランチタイムだけど、ちょっと混みすぎてるのでスルー。平山郁夫の答え合わせができたのでよし。

ここにも展望デッキが設けてあり、さっき渡ってきた橋を振り返ることもできる。が、こちらも早々に退却。だから寒いんすよ。

多分あの山の上あたりが亀老山。こちらにせよあちらにせよ、できれば冬以外に来るべきね。

ちなみに SA 内、こんな映えスポットまで設置してある。凝って撮るならピンの中に橋入れたり、いろいろ工夫できそう。でもやっぱり寒いので、撮るだけ撮って車に逃げ帰る。冬のレジャーは寒さとの戦いである。

昼食はというと、今治市内にてしばらく車を進め、国道沿いのお店へふらり。

「こづち」さん。自分は鍋焼きうどんをチョイス。最後まで冷めなくて、麺も硬すぎず味がしみておいしゅうございました。では、四国最初の目的地へ向かうとしよう。

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