なるとの芸術鑑賞記 (6) 名品の集う間
23 Oct 2021
撮影と買い物で梅田へ。どっちがおまけだったかは、いやどっちも本題か。買い物には服も含まれるんだが、最近いきなり気候が冬に全振りしたのかえらい寒くて、そりゃアパレル各店とも一斉に冬服売りますわ。ともあれ目的は達したのでよかった。
なわけで先月の大塚美術館はまだまだ続く。
バロック時代の有名作品は他にもいろいろある。
カラヴァッジョ「聖ペテロの磔刑」。ブレラ(ミラノ)で彼の作品をたくさん観たからか、初見でも「あーカラヴァッジョっぽい」と画風でピンとくる。
レンブラント「夜警」。実物こんなにでかかったのか。見上げる高さ。
これも大物サイズ、ベラスケス「ラス・メニーナス」。
ルーベンス「キリスト昇架」。とだけ書くと伝わりづらいが、要するにフランダースの犬である。ネロが最後に観るやつ。
みんな大好きフェルメールは、他と分けて1区画専有エリアが設けられている。
いちばん奥に鎮座している「真珠の耳飾りの少女」がやはり主役扱い。
当家的には、その手前の「牛乳を注ぐ女」も地味に注目株。いや、数年前にコレを題材にした歌がありましてね。ご存知ない方にはぜひ「何にでも牛乳を注ぐ女」を検索いただきたく。
そして B1 へ進むとバロックの終盤。
ゴヤのコーナーは暗めモチーフのあれこれもある中、裸じゃないほう「着衣のマハ」を代表で。
B1 のメインは近代以降の作品群。トップを飾るゴッホ「ひまわり」。実は何枚もあるようで、戦災で焼けたバージョンも含めて7作品が一堂に会する。日本人にとっていちばん有名なのはやっぱコレやね。国内所蔵、バブルの象徴。
ここまであまり目立たなかったイギリスからも、そろそろ大物が登場。
ターナー「雨、蒸気、速度――グレート・ウェスタン鉄道」。自分は山下達郎の曲から知った。
そしてコンスタブル「乾草の車」。イギリス2大巨頭といえばやっぱりこのお二方。
この近辺は順路も複雑になってきて、たまに前後ごっちゃになりがちなのは仕様です。
ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」。なにかとパロディの元ネタにされがちな構図。
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