なるとの芸術鑑賞記 (5) 自然を象る娘
20 Oct 2021
週末更新をおやすみしてたのは、毎年恒例の記念日おでかけを今年も実施しまして。コンパクトに1泊2日、あいにくほぼ雨天だったもののメインイベントの温泉は存分に堪能、鑑賞もお食事も捗った。ただし、いよいよ脂モノが遠くなるお年頃も痛感。ふぅ。
さて引き続き大塚美術館めぐりの話を。
B2 へ進む頃には、ちょうど正午前後となっていた。まず昼食をとってから鑑賞再開。ここからの展示はルネサンス期以降のものとなり、にわかにも大変わかりやすい著名作品が続出する流れ。
ラファエロ「小椅子の聖母」。実際やってみると結構無理なポーズで有名。
ミケランジェロ「聖家族」。って彼の作品はさっき礼拝堂でたくさん観たけど、こんなミニサイズも。
でた。と、視界に入るなり思わず言いたくなる、ボッティチェッリの超有名2大作品が近接する。
「春」。大学の「絵画のモチーフを読み解く」系のゼミで担当したのをなんとなく覚えている。
そして「ヴィーナスの誕生」。古くから Adobe をお使いの方にとってはイラレのアイコンっすね。
上記2作品、わたしは過去におそらくウフィツィ美術館で拝見している。一方、現地鑑賞のチャンスをうっかり逃してしまった作品もここで発見。
ブリューゲル「バベルの塔」。オリジナルの所蔵を確認して頭を抱える。ウィーンの美術史博物館。期間限定展示とカフェが目的だったせいで、膨大な絵画コレクションをすっとばしてしまった苦い思い出。こうして再訪フラグを立てる。
と、誰でも知ってるあれやこれやが連発される先に、有無を言わさぬ世界トップクラスの知名度を誇るあの名作が登場。
ダヴィンチ「最後の晩餐」。の、修復前状態。
そして修復が終わった状態。
現物では絶対に不可能なビフォーアフターが、同じ部屋で対面している。
これもミラノで観ようと考えて、入場チケット争奪戦にあっさり敗北したやつ。いくら複製とはいえ、こういうのがホイホイ観られるってすごいよ。
なお、ダヴィンチに関してはさらに進むと「モナリザ」も当然ございます。この絵の周囲だけあからさまに特別扱いで笑う。
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