越冬するEXPO (2) 椿の分散
20 Mar 2021
あまりよくない午後の天気予報(結局日没まで降らんかったけど)。明日は終日雨らしい。というのがわかっていたので、午前中に散歩やプチ遠足を堪能しておいた。ソメイヨシノはもうちょい、ヤマザクラ系は満開の品種もあり。来週から花見やな。
なわけで2月の散歩、梅ついでに別のものも。
昨年の梅見では、梅以外の花も咲いていた。まったく同じ行動パターンにはなるけど、せっかく来たし今年も観に行こ。
芝生エリアや西大路を経由して、やってきたのは冬の定番、椿園。
こちらの進捗もまだまだかと思いきや、梅とまるで逆で、見頃を過ぎてしおれたり落ちたりしている品種が結構な数あった。気象条件は同じでも、花によって最適な推移はちょっとずつ異なるんやな。
それでもよーく観察すれば、綺麗な姿の花もちょこちょこ発見できる。宝探しのつもりで周回。
天気は右肩上がりによくなってきた。散歩にはちょうどいい塩梅。派手な花は陽当たりがあってこそ絵になるから、写真を撮るにもありがたい。
整った花が人間の方を向いてくれているとは限らない。おひさまの方へ伸びるのが植物としては自然やな。
幸い、自分くらいの背丈でも充分に見える花があちこちにあり、立派な姿を近くで拝見。
どっちかといえば、花どうしがあまり密接していない品種が多いように感じる。しっかりした質感の花は1輪にかかる養分が多くて、枝ごとに咲くことのできる数が限られていたりするのかな、と素人なりに考えてみたり。
そして今年も見つけた。赤い花びらに白いサシが入り、見かけるたびに霜降り肉に例えてしまうアレ。
そんな木々の合間にちらほらと、他の花も咲いている。
色も形も、周囲とは全然違う花が足元に。あとで確認したところ、カンザキ(寒咲)アヤメというようだ。こんな時期に咲くアヤメもあるのか。
水仙の花も冬の代表格。実は自宅付近の歩道沿いでも普通に見かけるんだけど、さすがに入場料とる環境の方がしっかりお手入れされてるわ。
真っ先にイメージするのは白い花。黄色くて八重咲きの品種もあるらしい。一般的に同種の花として扱われるものでも多くの品種を集めているのは、公園の役割として研究目的の側面も持っているからだろうか。
と、そんなこんなで、冬でも色彩豊かな一角をめぐって、この日の散策は終了。我々と入れ違いで入園してきた人々は、きっとエキスポシティでランチして午後から散策するパターン。それもありやね。
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