Review – シン・エヴァンゲリオン劇場版 / 2021.03.18

周知の通り正式にはタイトル末尾に「𝄇」がつくわけだが、この手の文字はウェブで平文以外に入れるといろいろめんどくさいので回避(職業病)。円盤化まで待つのは長すぎると、夫婦そろって先週平日に休みを取って鑑賞してまいりました。あ、ネタバレと呼べるほどの記述はございません。たぶん。

もくじ

本筋と関係ない話

「青春の1ページ」を閉じるのに25年とちょっと

何はともあれコレに尽きる。当家は夫婦ともに95年の TV 版から入った世代。最後2話で界隈騒然、旧劇は別の意味でまた騒然。新劇が始まった頃には自分の実年齢がもはやミサトさん側。序破は劇場鑑賞、Q だけ後追いだけど、まあだいたい履修済。学生時代から断続的におつきあいしてきたコンテンツがようやく完結となったのは、その事実だけでも感慨深いものがある。
なお、それなりのお歳となったコア層にとっては、光の激しい明滅など目にやさしくないシーンも若干。ちょっと目が痛い。いつか TV 放映するときはハイライト相当カットされるんちゃう?

フィジカル万全で臨む長丁場


東宝東映カラーの3社共同配給により上映館が幅広く展開される中、安定の TOHO 梅田を選択。

鬼滅で話題となった「特急電車並みの時刻表」を自分の鑑賞作品で体験する。まだ平日だから座席選ぶ余地あったけど、たぶん週末は大変なんちゃうかな。
それはともかく、もろもろ込みの上映時間「2時間50分」と久々に結構な長さであり、流れてきた情報がトイレ対策ばっかりで笑った。しかしそこは重要ポイントゆえ、自宅出発前と現地最寄り駅で念入りに用を足し、飲み物は2人で1つ、しかも終盤が見えてくるまで飲まず。無事でした。

ネタバレしない程度の話

天浜線と宇部新川に食いつく鉄ヲタ

特に新劇シリーズは鉄道関連の描写がいちいち細かい中、新たに「現実の日本で明確にわかる場所」が出るとは思ってなかった。天竜二俣の扇型車庫&転車台、宇部線の過去車両など、さくっと特定する旦那さん。初見で形式がわかるくらいには精細に描かれているようだ。
にしても、そんな天竜二俣ベースのパートでうるっと来るとは予想外であった。

スタッフロールが大長編

国内外からかき集めたのだろうか、とんでもない数のアニメスタジオと CG スタジオ、そしてスクリーン一面を埋めつくすスポンサーのみなさん。主題歌1本では到底足りず、序・破の曲(別バージョン)も足してようやく収まる。てことは10分近くあったんか。

今度こそ本当に最後

最終的にこの物語としては絶対に続編ができない構造に収斂したわけで、ポスターの文言がすべてとも言える。
TV 版終盤の内省的展開やパラレルワールド、旧劇終盤のグロテスクさ、なども形を変えながら盛り込み、あらぬ方向へすっとんだかと思われた Q の落とし前もつけ。エヴァとしての「終わり方バリエーション」を全部のせにしてきた感がある。ので、新劇だけでもある程度話としてはまとまったけど、過去作を経由した人ほど観た方がよさげ。

まあそんなわけで、観に行った甲斐は充分にあった。圧倒的なアクションと印象的な展開を、しばらく余韻として楽しむとしよう。そのうち4枚まとめた箱とか出るんかなぁ。お高いんでしょう?とビビりつつ、お値段を心配するのは購入意欲の裏返しか。

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