東の山に密はなし (1) 静寂の道

今日は木曜の買い物帰りに見つけたネタを追って、近場へぶらり。見立て通りの収穫もあり、一瞬雨に当たったものの概ね無事に終了。どうも明日はちょっとした催事があるらしいので、特になにもやってない今日のうちに回ってこれてよかった。
さて今回は、桜シーズン終了後にもっかい京都行った話を。

出かけるたびに「混んでなさそうなところ」をチョイスする傾向が、まだまだ続きそうな昨今。嵐山の空いてる具合を踏まえると、もしかして他もそんなに混雑はしていないのでは。そんな推定のもと、河原町からこの日の行動をスタート。

飲食店が一番やってそうな四条通りでまず昼食。アーケード付近にて、旦那さんが目ざとくテレビカメラを発見。この時期なのに京都は混み合っています、的な絵でも撮りたかったのだろうか。でも残念でした。

めっちゃ空いてるし。土曜真っ昼間でこれ。うそやろ。空きすぎでむしろこわい。

かつて国内外の人でごった返していたあの花見小路でさえも、驚くほどの見通しのよさ。水道工事のために石畳を剥がして舗装されているのもあって、いろんな意味で過去に観たことのない景色が広がっている。

もちろん路地も人影は極めてまばら。お茶屋さんも多くが休業のおしらせを扉に出している。

途中の神社でトイレを借りるなどしつつ、歩くことしばし。

八坂の塔が見えてきた。このルートで東山へ来たのは、だいぶ前に夜のライトアップ姿を観て以来かな。

五重塔を見上げる坂の途中に、カラフルなお寺を発見。八坂庚申堂と呼ばれているようで、お手玉のような無数の物体は「くくり猿」という奉納物。飛騨のさるぼぼの仲間らしい。

塔の脇を抜けてさらに進む。

こちらもおそろしいほど人口密度が低い。平時の京都で無人の街並み写真って、よほどの路地でもない限り相当粘ってもまず無理。それを過去の訪問で知っているだけに、ギャップがすごい。

これでもっと空の色が綺麗なら、ポスター写真か JR 東海の CM かってレベル。写真趣味の人間にとっては整った風景でうれしい反面、観光地としては大変だ。

道なりに行けばそのまま産寧坂に通じる。

ここまで来ても、平年に比して歩く人の少ないこと。その結果、おみやげ店を中心に開けてない店が多く、過去に寄ったお香屋さんも休業中。商売あがったりなことは想像に難くない。

これでも多い方だよ。まずそんなに路面が見えたことあったっけ。

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