Sweet 10 Journey (25) 地獄の巡回券・1

今月の電気代がめっちゃ安い。なんなら先月より安いくらい。思い当たる理由はひとつ、まだ今季はエアコンを使ってないんだな。確かに着実に気温は下がってきてるけど、今日も暖房なしで過ごせてる。来週あたりからそろそろ出番が来るかもね。
さて秋の豪遊は4日めのメインイベント突入。

今回の旅先に別府を組み込んだ理由はほかでもない。温泉と地獄めぐり。
東日本の民にとって別府はさすがに遠く、旦那さんのいつか行ってみたいリストにずっと入っていたらしい。一方、修学旅行にて訪問済の自分も当時の記憶は正直あやしい。旅館もボロかったし、快適ステイで上書きしたい面もある(城崎と同じパターン)。
と、コースを決めて出発迫る中、始まったのがおもてなし再開キャンペーン。衛生面の対策をバッチリとった上で、歓迎してくれる空気を感じた。今年行くタイミングとしては結果的にベストだったかもしれん。

でだ。遠回りの循環バスに乗ったのは、主な地獄のうち2つが他と離れたところに立地しているから。「主な地獄」とは、無数にある地獄のうち「別府地獄組合」を形成している7つをさす。そのすべてで使える共通観覧券が販売されているので、最初にそれを買おう。

まず向かったのは、7地獄で唯一「時間縛り」がきつい龍巻地獄。券を入手して奥へ。

石積みで囲まれたエリアから、遠巻きに待機する人々(自分含む)。なんかシュールやな。
有名すぎて説明するまでもなさそうだが一応書いとくと、当地獄は時間によって熱水が噴いたり噴かなかったりする、いわゆる間欠泉。つまり、観るためには高確率で待ち時間が発生する。噴かぬなら噴くまで待とう龍巻さん。時間縛りとはそういう意味。
地中の水圧などをモニタリングしているらしく、入場時に受付の人が「あと20分くらい」と目安を教えてくれた。概ねその通りに、約20分後。

噴き始めた熱水は瞬く間に爆発的な勢いとなり、派手な音をたてながら石囲いに先端を叩きつける。待機中の静けさとの対比もあって、躍動感が伝わってくる。最初は遠慮がちに眺めていた観客が徐々に立ち上がり、かわるがわる前列で覗き込む。近づいてみたい気持ちは皆同じ。

なお、まったく同じ構図の写真が、修学旅行時に購入した学校公式写真として手元に残っている。帰宅後に確認したら、説明看板は塗り直されつつも、昭和期とほぼ同じ文言だった。

無事噴いたところで次。歩いてすぐ、隣接しているのが血の池地獄。

「地獄の入口」とかいうパワーワードはさておき。国の名勝指定を受けている地獄が7つ中4つあり、龍巻とともにこちらも対象。その理由が特徴的なビジュアルにあることはいうまでもなかろう。

かなりの赤さ。酸化鉄などによって色づいた泥が噴き出して積もったものだという。赤くて熱い泥の底なし沼、と書くといかにも地獄らしいロケーション。

背後の緑とのコントラストもすばらしい。難を言えば、あれだけ派手に動くものを観た直後だと凪の状態に見えちゃうことか。いや実際は相当熱いんですけども。

こうして、待ち時間込みで1時間かけずに2地獄を鑑賞。先を急ごう。というのも、組合の地獄は営業時間が意外と短うございまして、17時で終了。現在14時台前半。

その名もズバリ「血の池地獄前」、パワーあふれるバス停にてしばし待機。

今度はあまり待たずに来てくれて、数分で鉄輪到着。これなら行けそうだ。

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