欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (35) Központi Vásárcsarnok
10 Aug 2018
旦那さんは今日から盆休み。明日以降は久々の飲み会とかお墓参りとかいろいろありますんで、更新は一旦お休みになる予定。そういや、この話始めてから1日も休んでなかった。仕事も今月までは自主的に夏休みということにしてるんで。
さて欧州旅4日め、ブダペスト滞在終盤は観光モード中心に。
モザイク屋根と煉瓦の模様が素敵なこちらの建物。中央市場である。市内各所の著名物件同様、19世紀末に建てられたもの。当時は建国 1000 年に伴ってものすごい建設ラッシュが起きていたことになるなぁ。
市場として利用可能なのは地上階とその上階(地下にはスーパーがある)。上階は壁際で回廊状に配置されているため、中央部は3フロア分以上に相当する巨大な吹き抜け空間。おかげで開放感もあり明るい。
見物もしたいが、まずおなかがすいた。昼にしよう。
2階(日本式で言うところの)にちょっとしたイートイン空間がある。いくつか店はあったが、中でも最大規模で展開していたのがこちら “Fakanál”。日本のガイドブックに載っていたり、海外口コミでは文句があったり、評判はいろいろだが、まあ観光地ですから。
テーブル席もあったが満席。そこで、グヤーシュスープだけを素早くサーブしてくれそうなセルフカウンターに並び、2食注文。受け取り場所の脇に置いてあったバゲットを、自由に取ってよかったのかどうかは不明なまま(取ってない)。
ちょっと、いやかなりパプリカがガツンと効いていてスパイシーさ半端なかったが、ぼちぼちおいしくいただきました。
なに、以前のグヤーシュ写真と全然違うって? どうやら、さらさらスープのこっちがハンガリー風の正統派グヤーシュで、これまでに食べたシチューっぽいものはドイツ風。て、じゃあ2日め夕飯のメガ盛り店も後者だったのか。プラハの市民会館で食べたのはグラーシュと名乗ってたからわかるけど。
なお、平日とはいえランチタイムど真ん中だったため、2階通路に展開されたカウンター席も超満員御礼。熱いお皿を抱えてしばしさまよった後、1人分の隙間に突撃、どうにか食事が可能になるという状態だったことをお伝えしておきます。
ふぅ、やれやれ。ついでに有料トイレを借りたところで、腹ごなしに探索。やはり市場にはその国の食文化がはっきり現れておもしろい。
とりあえずパプリカ山積み(白いのもパプリカ)。そして夏の風物詩すいか。
マンガリッツァ豚どーん。サラミとかもきっとおいしいのだろうが、海外の民は肉類をお持ち帰りできないわけで。
フォアグラもあるよ。アヒルよりガチョウがおいしいことは覚えておこう。
そしてパプリカ。生のものより乾物の量が半端なく、ハンガリー民のパプリカ愛を感じた。単純に便利なんやろな。
ちなみに、パプリカ以外のお野菜は日本でもよくありそうなラインナップだったりする。
と、そんな感じで見学終了。過去に行った他国の市場とはまた違うものを観ることができた。
この後の活動に備えて14時頃お宿へ戻ったところ、まだ部屋掃除が終わっていない。最低でもタオルが交換されないとどうにもならんので、フロントに早期の対応を依頼。当時絶賛開催中だったワールドカップの生中継を、ロビーで延々と観ながら待機となった。その間にも海外のお客様が続々到着。定員4名程度の小さなエレベーターを「ワイド幅の2人+巨大キャリーカート2個」で重量オーバーさせていたアメリカかどっかのお客様、その後いかがお過ごしになられたでしょうか。
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