欧羅巴交響曲 I プラハの夏 (5) Staré Město

カツカツなスケジュールを少しでも楽にできればと、できるとこからガンガン作業。自分でできる領域は順調。しかし自分ではどーしても手の及ばない部分もあったりするわけで、チームだからこそ足踏みが発生するのは仕方ないか。
では引き続きプラハ実質初日から。

ちょっと歩くとまた別の広場に出た。その名もズバリ旧市街広場(Staroměstské náměstí)。いわゆる鉄板観光名所のひとつである。のだ、が。

!?
ど真ん中にいろんなものが散らばっている。いや、しばらく観察しているとだんだんわかってきた。どうやら前夜に何らかの催しが開かれ、今まさに撤収中のようだ。うーむ。若干風情に欠けるが仕方ない。それよりもっと大きな問題があった。

そこ工事中かい!
この塔は旧市庁舎の一部で、これまた著名な観光スポット・天文時計(Orloj)が壁についている。時計本体は一応この側面に見えているんだけど、それにしても全体がこれではさすがにちょっと絵にならん。早くも再訪の理由発生か。

仕方がないので、いかにも欧州らしいこってり建物を鑑賞しておく。

でだ。朝から歩いているのには理由があると前回書いたのは、行くべき場所があったから。

この鋭角の頂点にある建物の地上階(ヨーロッパ標準で「0階」)。写真だと影になってて若干わかりにくくて恐縮だが、こちらに両替屋がある。その名もズバリ Exchange
香港やウィーンでもお世話になった女子旅本シリーズに「ここはレートがいいと有名」とあったので、滞在中のチェココルナは原則ここで日本円から直接作ることにしていた。空港で 5000 円しか替えなかったのはそれが理由。実際レートはまともだったし、通りすがりのツアー客を引き連れた添乗員氏も当店を指して “Good rate” と太鼓判。
てことで、こちらで諭吉さんに変身していただいた。これで滞在前半は足りるでしょ。

なお余談だが、当店の向かいにはカフカさんの生家もございます。

当座資金を手に入れたところで、次の目的地へさらに歩く。

日本にもちょいちょいあるタイプのテラス席も、周囲の景色が違うだけで別物に見える不思議。

屋外席があっちでもこっちでも出番を待っている。ヨーロッパの人は外でのんびりくつろぐのがお好きなようで。

て、ここはどこだ。いや旧市街なのはわかるけど、目的地がどっちにあるのか若干わからんくなってきた。宿でもらった地図を開くも、まず現在地があやふや。ただ、行きすぎたことには変わりなさげ。ちょい戻るか。

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