箱庭の蒼い海 (2) 回廊に集う
14 May 2020
マスクが増えた。日曜に裁断、月曜から縫製、ゴムひも通しまでを昨日終えて、今日は仕上げに水通し。しかし、半週で12個できたのはどう考えてもミシンのおかげ。文明の利器さまさま。衣類の修繕予定もあるし、せっかくだから今後も有効利用しよう。
さて引き続き昨夏の海遊館から。
暗い場内、水槽の中は明るく輝いている。
ナンヨウハギなどニモのご近所さんたちが集う南の海を経由してさらに進めば、きたきた。
海遊館名物、太平洋エリアの大水槽。
水面にもっとも近い窓から見えるのは、比較的水深の浅いところを泳ぐみなさん。見下ろした写真を撮ろうとすると分厚いアクリル板の屈折に阻まれるので、こちらはもう少し低いところから鑑賞するとしよう。
ご存知の通り、とってもでかいメイン水槽。それを取り巻く螺旋状の順路を下りつつ、外側を囲む水槽も拝見。
マダコの動きは素早い。シュッと全身を伸ばしての推進運転を懸命に追う。
一方、ゆらゆらとのんびり過ごすアオリイカ。透明感あっておいしそう…あ、いや。つい。
群れで過ごすタイプの魚たちは、延々と水槽内を回り続け、大きな渦を形作っている。
群れといえばイワシ。大群で知られるえのすいほどではないにしろ、かなりの数の群れがきらきらと光を反射して泳ぐ姿は見事。そしてやっぱりおいしそうに見えてしまう。普段の食卓に上がりがちな魚の宿命か。
ではそろそろ大水槽に向き合うとするか。
海遊館の看板役者、ジンベエザメは今日も健在。すでに夕方、本日のえさタイムも終わり、悠々と回遊を続けている。撮影に都合のいいコースを泳いでくれるまで、じっと辛抱。もしくは自分が移動。
頭上から差し込む光。真っ青な世界に漂う、大きさも形状も多種多様な海の生き物。ほぼラッセン。
せっかくなので、他のキャストにもごあいさつ。
シュモクザメにぴったりくっついて泳ぐあいつはきっとコバンザメ。
空をはばたくようにエイが通り過ぎる。時折、近づいてきたり窓に張り付いたり。こちらの反応を観て楽しんでいるようにすら感じられる。水槽をのぞく時、水槽もまたこちらをのぞいている、のか?
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