実録・おひとり様物語 紅葉編 (1) Red, Green & Blue
23 Nov 2008
有言実行。大ちゃんが言ったからというわけでもないが、京都再訪完了。今度こそいい色を観たい、プラス少々のおまけもありつつ。
本当言うと嵯峨野トロッコに乗りたかったが、席が全然なかったのはこないだ書いた通り。あれこれあって(このへんの話は後で)時間も押してきたので、ここはひとつじっくり1ヶ所に腰を据えることにした。
で、絞った先が嵐山。
駅を出たら目の前に真紅の葉が待ち構えていた。出だしは上々。
通りすがりに買ったコロッケをかじりつつ、渡月橋をめざす。柔らかな稜線の山並みがカラフルになっているのが見えた。逆光なのでなかなか上手く撮れない。ぶらつきながらいい角度を探そう。
しかしまあなんですかこの混雑は。歩行者天国区域にもぎっしり。そうでないところでも歩道からあふれまくっている。連休で好天ともなれば必然か。
阪急側の岸に渡るとすぐ、大きな木が黄緑から赤へのグラデーションを披露。そこそこのぞく青空にまぶしく映えていた。それから遊覧船のりばの方へ進もうとした時、背後から驚く女性の声が。その声が向けられた方に視線をやって、今度はわたしが驚嘆する番。
嵐山って猿うろついてるんすか!
屋根から電線に上がった彼(仮称)は、時折足を踏み外したりしつつも無事渡りきり、モンキーパークのある方へ消えた。そうか、そこのやつか。
船のりばの対岸に、また非常にいい感じのを発見。後で真下に行こう。そのままなんとなく川沿いに進む。
川をはさんで、陽の当たる側と日陰側。あちらを眺めるにはいいが、こちらの頭上はいまいちかな。来た道を戻り、さっきの「いい感じ」の木へ。
ここで船が通ればベストだったが、その場で待つことはできず。実は立っている場所が切り株の上で、観ての通り真横に枝を鑑賞できるせいか、順番待ちが自然発生。人気の場所は譲り合うのがマナーやもんね。
下からの眺めもよろしいようで。
再び渡月橋を渡る。つーか腹減ったんだよ。既に14時。嵐山入りしたのは13時前だったんだが、ピークタイムに列に並ぶのは時間の無駄と思って後回しにしてた。そろそろ列も短くなった頃だろう。何食べようかなー。
あら。
即決。10分くらいで座れた。生湯葉と野菜少々が載った、ちゃんぽんうどん。しつこくなくて美味かったよ。
満腹にもなったことだし、ぼちぼち引き上げるか。あ、その前に、さっきから気になっていた木に寄ってこう。
川沿いでひときわ目を引いていた鮮やかな黄色。
そしてその木の下に立つと、うまいこと逆光がやわらいで、色彩豊かな山の表情をようやくまともに眺めることができた。このあと間もなく陽は山の向こうに隠れたが、橋にはまだまだあふれんばかりの人の列が続いている。
以上、今年のもみじ便りでした。自然物以外の話は次回。
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