欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (14) Campanile di San Marco
26 Jul 2019
今日もとにかく気温が高い。窓を開けたところで、外からの風が熱い。しかも明日台風かもだって? ちょっと必要なものがあって買い物に出る予定なんだよね。天気予報の感じだと直撃するようなもんではなさそうだけど、一応注意しておくか。
さてヴェネツィア2日め、観光名所の攻略を早めに。
サンマルコのシンボル、鐘楼である。寺院やドゥカーレのある側に、上まで昇るための入口が設けられている。もちろんお代が必要でして、おひとりさま8€。エレベーターで展望台フロアまでらくらくアクセス。
なお、こちらなんと8時半からやっている。当家訪問の9時半でもスムーズに昇れたが、おそらく遅いほど入場待ちの可能性があるので、行くならお早めに。
午前中を選んだのは、他の予定をこの後に入れたかったのに加えて、できるだけ街の景色を順光で観るため。
四方をまんべんなく撮るために、あいぽんパノラマにがんばってもらった。まずは北と西から。眼下に広がる一面のオレンジ屋根が見事。広場の床にあしらわれた模様も、上から観るとよくわかる。
壁のような広場沿いの建物の一角、寺院そばのゲートは時計塔。
当家のお宿も見えた。中央のピンクの建物。ここからこの距離感だから、やっぱ近いんやな。
無数にある教会の中には、ここ同様に鐘楼を持つものも少なくない。サンマルコのものが一番のっぽなのはいうまでもないが。街の奥、遥か向こうには本土も見える。視線をちょっと右に移したあたりの空港へ、今日もひこうきがアプローチ。
足元には Florian。もう営業してるよ。
サルーテ聖堂もよく見える。手前の三角形の建物は、現代アート系の美術館 Punta della Dogana などが入っているところ。
せっかくだから逆光は承知で、南と東も観ていこう。
まあでも南なんて終日逆光なんやし、やっぱり朝に来て正解。
奥のとがったところは緑地になっており、夏季に開かれるビエンナーレの会場でもある。
それにつけても、ふねの多いことで。南に流れるジュデッカ運河、多少幅はあると言ったって、トラフィックが多いから航行に気を遣うことは確かだろう。
寺院の屋根が一部工事中だったことをここで知る。やっぱり欧州の夏は工事シーズン。
北東側には、緑に囲まれた墓地のあるサン・ミケーレ島から、ガラス工房が集まったムラーノ島にかけてを望む。あちらにも今日のうちに行く予定。
なお「鐘楼」というくらいなので当然鐘もある。展望台として使っている空間自体が、鐘の設置された場所。
微妙に高いところにあるけど、下には「さわるな」の注意書き。たまに鳴るらしい。
そしてここでまさかのサプライズ発生。地上へ降りるべく並んだエレベーターの待機列、我々の前にいた家族連れ。なんと前日午後、2系統西回りのふねで同席したあのご家族だった。という旨、エレベーター内でご婦人に話しかけられて仰天。こんなことあるんや。世間狭すぎでしょ。驚きすぎて、「あのあとジェラート食べた?」と男の子に聴いてみるくらいの機転も回らなかったのが惜しい。そりゃ英語力の問題か。
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