La vista nostalgica ’03 (2) Venezia: Giro in gondola

週明けに突然インドカレーブームが到来した当家。そこで昨日、以前食べてうまかったお店へテイクアウトを予約、無事夕飯にいただいた。まではよかったが、サラダまでついた2人前へさらにナン1枚おまけサービス。我々にはちと多かったようだ。うぷ。
さて引き続き大昔のイタリア旅、今日も残念エピソードありで。

見学先には「地場産業拝見と見せかけて高級品の販促、兼トイレ休憩」というケースも。

ここではガラス工房を訪れた。職人さんの器用な作業で、真っ赤な玉が水さしへと早変わりする様は、購買意欲を問わず楽しい。

その脇で、普通に 100€ 超えの品が並ぶ売り場。トイレだけ借りて終わったのは言うまでもない。

続いてゴンドラ体験が予定されている。予約時刻を待つ小一時間、サンマルコ広場周辺でフリー散歩。

Florian はいかにもお高そうで外観見物にとどめる。

おみやげ候補を軽く探して、再集合地点の鐘楼前へ。あれ、1人足りない。ツアー参加者の大多数が夫婦や親子など2人組で来ている中、珍しくソロ参加だった推定20代女子。集合場所を勘違いしていたようで、その後無事合流。
彼女はその後も特徴的な行動を連発することになる。添乗員氏に名を呼ばれる機会も多かったため、苗字を覚えてしまった。たぶんまた登場すると思うので、杉原さん(仮)としておこう。

ゴンドラのりばの位置は広場のすぐ北側。

6人乗りが3隻確保されていた。体格を考慮して3グループに分かれ、小学生を含む6人で乗り込む。
小さなふねから観る水面は極めて近く、水路は狭い。そこで器用に離合し、角を上手に曲がる。ゴンドリエーレ諸氏の腕の見せ所。

水路を抜けたら大運河。朝いちの上陸時にはここを経由していないため、この眺めは初めて。天気のいまいちさを差し引いても、独特の世界であることには変わりなく。

リアルトの正面で停まり、しばし鑑賞タイムが設けられた。やけに日本人をたくさん乗せたヴァポレットが追い越していく。船上からカメラを向けられる。船の上には日本人、ゴンドラに乗っているのもみんな日本人。
別ルートで折り返し、陸地に戻って昼食までが団体行動。いかすみパスタなどの食事に合わせ、なりゆきで赤ワインをいただく。

食事が済めば、夕食後までフリータイム。

西進してアカデミア橋を渡り、対岸で東端近くのサルーテ教会へ。と書けばたやすいが、トラゲット利用でショートカットに成功した19年と違ってサンマルコ裏からすべて徒歩移動だったため、それ相応に時間を要している。おみやげ物色しながら進んだせいもあるけど。
さらにリアルト付近まで歩き、おみやげを複数購入。ヴァポレットに乗る発想が出なかったのは出費をケチったせいだろうけど、ひたすら歩いたことによって、当地特有の街並みを堪能できたのも確か。

その後、夕飯の店を探すのに苦労し、複数候補を目視で比較した上で19時前にようやく入店。しかし、ここで致命的なミスを冒す。
昼食のワインが消化される前に、夕食で再びワイン。そうなった経緯はさておき、イタリアの食事ならワインでしょという先入観が、自分のアルコール対応スペックを忘れさせてしまっていた。途中から料理の味も覚えていない。

注文の品や会計処理が遅れたこともあり、お宿へ帰るための集合には遅刻確定。歩くのがやっとの状態ながら、どうにか合流できた。ご年配のメンバーが笑って許してくれたのが不幸中の幸い。以後、この旅の間は1日1杯以上飲まない掟を自らに課す。

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