欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (23) Via Monte Napoleone
7 Jul 2019
おニューの電子レンジ、さっそく使っております。自動メニューでスーパーのアジフライをあたためてみたら、外さっくり中ふんわり。手動設定も普通に簡単、ゆで野菜が捗る。取説に大量のレシピ集がついてるんで、そのうちやってみよう。
さてミラノ3日め、合間にちょっと非鉄観光を挟んでみる。
駅からすぐのところに、駅名と同じ通りが南東へ延びている。電車や芸術以外のミラノらしい一面も観ておこうというのが目的。
海外旅では基本的に、撮影重視でカジュアルな服装の当家。オサレスポットはちょいと気が引けなくもないけど、観光地としてならまあ大丈夫でしょ。
実はこのエリア、高級ファッションブランドがこぞって出店していることで知られている。そもそもブランドに詳しくもなく、交通費と宿代以外はあまり出費しない当家のお財布は考えないこととして、ファッションショーをガラス越しに拝見するくらいのつもりで来てみた。
めっちゃ派手。中央の花柄とかどういうシチュエーションで着るのか。
マネキンにみる多様性。それより、西洋の人基準によるマキシワンピース、ちびっこが着ると間違いなく床につきますわ。モデル体型かどうか以前に背の高さ。
あ、ここ知ってる。百貨店とかで売ってるめっちゃ高い下着屋さんだ。着心地は相当いいらしいけど、洗濯するだけでものすごく気を遣いそうで。
中には、通りに面していない奥まった位置にあり、通路を抜けていくタイプの店舗も。
ちらりと見える陳列棚、商品配置間隔の広さから価格帯を推定するスタイル。うむ、近寄りがたいぞ。
貴金属はなおのこと敷居が高く。他に万年筆とかの店もあったが、高価格帯になるとジュエリーと同じようなものか。持つことがステータス、的な意味で。
手が出ないことを無視すれば、日本でも著名で馴染みのあるブランドが出てくると、もはや安心する。
あ、プラダ。といえばアレですね。プラダを着た悪魔。映画はまともに観る機会がなかったが、話はだいたい把握。
D&G。自分より下世代がメインターゲットだろうし、渡航ちょい前に広告が炎上してた、という不名誉な記憶しかなくて申し訳ない。
ヴィトンのマネキンが3人寄り添ってポーズとっていたため、当家の中では「Perfume のようなもの」ということになっている。
そうそう。イタリアに来てからずっと不思議だった現象が、ここで解決。
まず前提として、スーツを着た男性がすごく多い。夏は大変そうだけど、仕事着イコールスーツという考え方も根強いんだろう。
中でも黒人の背の高い人が、ひときわビシッと黒スーツを決めている姿が目立っていた。彼らの仕事は、ここにあるような高級ブランド店のドアマン。おそらく警備員も兼ねている。ということに、各店舗を回っているうちに気づいた。だから背が高い人ばっかりだったのか。
ファッションがミラノを支える一大産業となっていることを、改めて感じた散歩であった。なお、この付近でペットボトルの水を仕入れたところ、標準サイズでなんと1.5€(スーパーの倍くらい)。水もブランド価格かぁ。
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