欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (22) Via Gaetano Giardino

よく乗るバスがダイヤ改正するという。て、減便しとるやないかーい! 普段ちゃりや徒歩で駅行っちゃうことが多い人が言っても説得力ないけど、とっても覚えやすい発車時刻が根底から崩れてしまって残念。今まで以上に時間に余裕持って乗ろう。
ではミラノ3日め、引き続き電車多めで。

「ドゥオーモ電停」は、ドゥオーモ広場の南西角4ブロックにわたって、6本ほどある系統の経路に合わせて散在している。ただし、ドゥオーモより少し南、Missori 電停付近のごく一部区間で工事のため、そこを通る系統は区間運休か経路変更となっていた。前日、19系統でドゥオーモにまっすぐ来れなかったのもそれが理由。

同様に、本来ならドゥオーモではなく泉の広場を終点とする24系統は泉に行けず。平常運転の15系統と同じ折り返し地点を使っていた。24に関して言えば、ドゥオーモ周辺に着くことは変わりないので、経路変更といっても影響はあまりない。

建物をぐるっと回り込む折り返し線。内側から見送るも、この近距離では5連接もぼちぼち長くて入らない。

近くの交差点に出て、また別の角度から電車の出入りを鑑賞。

南下する19系統。工事による迂回路は、本来東へ曲がるはずの交差点のひとつ先で曲がり、大きく南へ回り込む。ドゥオーモを通らないわけじゃないけど、もしあのまま乗ったら本当に時間かかっただろうな。

さっき乗ったのとは違う15系統の車両が、折り返し始発になって出てきた。奥にあるアーチは由緒ある門ではなさそうだが、歩いて渡れそうな感じもあまりない。何に使っているのやら。

低床車は側面が平たいこともあり、ラッピングがかなりの確率で貼られている。あれは健康食品かな。派手やなぁ。いい写真がなくて残念だが、例のドヤ顔水着おねえさんも見かけた。

前日難民になった教訓を活かし、ランチ候補はあらかじめ営業を確認しておいた。平日だし定休日でもないし、よほどのことがなければ開いているだろう。確か開店は12時半。そろそろ行くか。

ドゥオーモ広場に面した建物のアーケードを歩いて、地下鉄の駅へ向かう。大きな店があるなと思ったら、こんなところに CD ショップ。名前のわかるミュージシャンは見当たらないけど、新譜の広告テイストは日本とそう変わらない。

乗るのは M3 だが、M1 が先にできたので地下鉄入口の色は赤。ここの M マークはシンプルイズベストなビジュアルやね。M1 の開業が 1964 年と結構古いため、階段は比較的浅め。我々は特に困らないとはいえ、エスカレーターやエレベーターなどは見当たらず。そのへんの整備状況は、駅によって大きく異なる。

バリバリに整備されてたのが、ランチをいただいた店の最寄り駅 Repubblica。20年くらい前に Trenord の同名駅ができた際に一気にやったのだろう、構内は広く、車椅子対応もバッチリ。むしろ M3 では Duomo など一部駅だけが大きく遅れをとっている状況のようだ。今後の課題やね。

地元民に混じってパスタをおいしくいただいた後、これも前日トイレに困った教訓を活かして一旦お宿に帰還。

ミラノ入りしてから、丸2日が経過した。時差ぼけの解消っぷりが歴代ヨーロッパ旅行と比較してもトップクラスに順調だったのは、やはり日本を深夜に出る飛行機に乗ったからだろうか。とはいえ、日本だとそろそろ夜になるこの時間帯は、ちょっと休憩もしたくなる。

緑化した屋上にくつろぎスペースが設けられているのを観て、旦那さんから「仕事三昧じゃなくてああいうとこでだらだらする時間のある生活がしたい」と本音が出ていた。まあ、うん。ミラノってイタリアの中では比較的シャキッとしてる方だと思うけど(イメージです)、東京ほど時間に追われてない気はする。

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