名士が愛した近江 (2) 繁盛する社

ネタ不足を補うため昨日は京都へ。寒くて観光客が減るらしい冬の需要を増やすため、だいぶ前から行われている冬季限定の公開物などをめぐって歩いてきた結果、海外旅1日分に相当する歩数をたたき出す。さすが京都。バスや地下鉄駆使しても結局歩く。
さて引き続き昨秋の近江八幡から。

メンタームの角から1ブロック北へ行くと水辺に出た。

八幡堀といって、かつてあった城のお堀と琵琶湖へのアクセスを兼ねた水路。戦後は一旦荒れたものの昭和後期に復元が進み、石垣なども整えられたらしい。渡し舟風の観光船も時折行き来している。

江戸っぽいロケをするのに最適だとかで、時代劇の撮影地によく使われているのも納得。

そんな堀にかかる橋を渡ってしばらく行くと、なかなか立派な神社がある。

日牟禮八幡宮。由来をたどれば西暦3桁時代まで遡るというから歴史は長い。せっかくなのでおまいりしていこう。

八幡山の裾野が背後に構える、ある意味天然の鎮守の森に囲まれた境内。

本殿のすぐ裏はもう岩肌が迫っている。この脇に鏡池というものがありまして、心に嘘や偽りがあると池に落ちるとかなんとか。そーっと覗いてみた。

おもしろいのは独特な形状の絵馬。遠目に眺めてふと気づく。そろばんか! さすが近江商人の街。
訪問時点で数字に変換すると 16,080,900。なんの数字かと思って調べたところ、「ひ・む・れ・はち・まん・ぐう」の語呂合わせ(下2桁は無視)説に行き当たる。あーなるほどねー。

商売繁盛が主なご利益というだけあって、なにかと商いに効きそうな雰囲気の神社である。

境内には和洋の甘味処が複数ある。散策途中の糖分補給にと、ちょいとお立ち寄り。

入ったのは「たねや」さん。市内で創業、東京や大阪にも多数出店している和菓子屋さんの、いかにもな外観の茶店。ほどほどの待ち時間で番が回ってきた。客席につく前にレジで注文する先会計方式にて、目の前でバンバン作っているおいしそうなお菓子をチョイス。それがこちらです。

たこやきじゃないよ。まあ作ってる様子も限りなくたこやきだったが。
当店限定商品「つぶら餅」。外はカリカリ中はもちもち、もちの中にはつぶあん。めっちゃうまい。1人3個は多いかとも思ったがあっさり完食。ごちそうさまでした。

なお、参道を挟んで反対側にはクラブハリエ。なんでやと思ったら、まさかの「こっちもたねやグループ」。しかもヴォーリズさん(ご近所住まい)に勧められて洋菓子始めたのがきっかけ。近江八幡の世間は狭い。

Like
Share