異邦人、香港へ行く (17) 山頂展望/広場
6 Nov 2014
ご近所スーパーが閉店した跡地に別のスーパーが開店。試しに行ってみたら、野菜が地味に安いのは相変わらずで、他は前の店より格段によくなってた。動線の無理がなくなり、生鮮が買いやすいサイズになり、レジが最新型に。よかったよかった。
さて、ピークトラムに乗って香港観光地の大定番・ヴィクトリアピークに着いたところからお話の続き。
太平山獅子亭、という名前がついていることは初めて知った。山頂界隈ではいろんなところから下界を観られるのだが、展望台として整備されている中でも古株にあたるのがこちら。前回訪問時も、添乗員つきツアー部門でしっかりコースに組み込まれていた。
では17年ぶりの景色をば。
いやー今回はよく見えるねー。スモッグを差し引いても青空の恩恵は計り知れない。前回は雲とか霧で非常につまんない絵面だったもんで、比較対象として載せるほどでもないっていう。ただ手元で見比べてみたら、明らかに高いものが増えていることは間違いない。
香港3大目立つ高層物(+宿泊地)に印つけてみたが、当時からあったと断言できるのは中銀(中国銀行)タワーくらいで、あとは全部それ以降。やはり啓徳廃止の影響か、それとも本土資本の影響か。
話を山頂自体に戻すと、なにやらどでかい物体が出現していた。
これはピークタワー。どうやら前回訪問直後にオープンしたっぽい。
上にのっかっている舟状の物体の最上階に展望台がある。ピークトラム往復とのセット券も存在しているが、展望台込みだとお値段が倍になるのでやめておいた。
タワーの南(上写真撮影時の背後)にはピークギャレリアという別の建物もあるが、そっちはあまり展望するところではなさげ。外観写真を撮り忘れたので、散策後に改めて。
タワーもギャレリアもお買い物スポットはいろいろだが、後者には昨年できたばかりの「香港電車文化館」というナイスな一角がある。貴重な現物(非売品)やちょっとしたおみやげ販売もあり、トラム観たさにはるばる来た我々みたいな観光客にはまさにぴったり。地元民にはレトロ枠で親しまれているようだ。
タワーとギャレリアに挟まれた広場の片隅に、こんなものが展示してあった。
むかしむかしのピークトラム車両。といっても、20世紀後半までは使われていたっぽい。側面を観ると、なんだかバスのよう。現行車両が如何に眺望重視で窓をでかくしたかがよくわかるというものだ。
この世代は100周年の節目まで勤め上げた後、現行車にその座を譲った模様。相変わらず賑わう山頂を静かに見守っている。
ところで、タワーの展望台をスルーしたのにはもうひとつ理由があった。標高こそ劣るが、もっと眺めのいい場所が事前に判っていたからである。しかも無料。
というわけで、そちらへ歩いて向かうとしましょう。
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