なにわ近代これくしょん (5) 町家と生活・1
2 Jun 2016
明日から義父さんの三回忌とかあれこれあるんで、当家は今日の午後から実質的にプチ連休。手みやげ買うのが第一目的ではあったものの、あまりの好天にちょっと夕方散歩に出ちゃったのは、まあなんだ、仕様です。
さて春の大阪散歩、ここからはちょっと違う見物モードへ。

大阪くらしの今昔館。天六の駅と直結していてとっても行きやすい。地下鉄で直接アプローチしたので見学後に外へ出るまで気づかなかったが、天神橋筋商店街にも直結している。
前述の通り、もともとは企画展につられての訪問。町家の年中行事にまつわる貴重な資料がずらり並んでおり、とりわけ「雛飾り台所ミニチュア」が圧巻だったのだが、企画展エリアは撮禁のため記憶だけにとどめる。
そのかわり、セット券で入った常設展の方は撮り放題だったので、以下はそちらで観たものを。
入ってすぐのところに、期間限定で大量のひな人形が飾られていた(3月だったからね)。綺麗なんだけど主役だらけでなにがなんだか。
順路は、エントランスの8階からまずエスカレーターで10階まで上がる。
壁面から飛び出す勢いの(実際よく観ると一部飛び出している)活気あふれる町を眺めつつ通路を進むと、
江戸期の「大坂」を再現した町並みが眼下に広がる。
仕込みかと見紛うような着物の人も散見されるが、館内用のレンタルサービスがあったようで、外人さんもこぞって身を包んでいた。つーか館内滞在中、むしろ日本人の方が少なかった感すらある。もしかして海外のガイドブックにでも載っているのだろうか。
上から眺めた後は9階に降り、実際に町の中を歩くことができる。ほどよいサイクルで朝から晩まで一周するようになっている照明演出。夜になれば月も出る。
せっかくなので、気になった建物を1軒ずつ訪ねてみよう。
こちらは銭湯。「ゆ」の文字にほっこりするのは全国共通ですかね。
さすがにここで入浴できるわけではなく、日に数回ほど当時の情景を再現した映像を上映するシアターとしての用途。だが、浴槽や湯桶、更衣室など、銭湯らしいアイテムはしっかり作られていて楽しい。
近所には他のお店も。例えば小間物屋。置いてあるものの内訳からするとコスメショップに近そう。
色鮮やかな人形が並ぶおもちゃ屋。傍では、訪問者のおばちゃんが華麗な手さばきでお手玉をほいほいこなしていた。あれが昔取った杵柄というものか。
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