欧羅巴行進曲 (53) 第四楽章/Schlosspark : 1
7 Jan 2016
年末に撮ってもらった記念写真を引き取りに。毎年1冊の台紙に1枚収納した形でもらうのだが、ご主人曰く「フエルアルバムみたいにもできますよ」。へぇ。それより「フエルアルバム」が一般名詞化してる方に感心。
さてウィーン後半戦、宮殿の周りのお話。
花のフォーメーションにもやっぱり石像を絡めてくる欧州定番スタイル。
宮殿の脇を通って南へ向かう途中の一角には、見事なまでに美しく色づいた木が。多分ユリノキ。
京都御所あたりを思わせるような広い道も、様々な色をまとった木々に囲まれている。紅葉シーズン的にはベストなタイミングであったようだ。
そんな木の傍らにもまた彫像を見つけ、勝手にアテレコして遊ぶ日本人夫婦。
庭園がどのくらい広いか写真で伝えるのは非常に困難を極めるのだが、ちょっと試験的に天地を切ってみた。
宮殿から、真正面にある泉まで4ブロックほど。その先、小高い丘の上に Gloriette と呼ばれる建物が見えているが、泉からの距離が宮殿から泉までと同じくらいある。なにより、ここに写っているだけでもごくごくほんの一部にすぎないという壮大なスケール。庭園内の施設全部に手を出したら1日つぶれるレベルだ。
とりあえず、場合によってはゴルフ場並みのカートが必要という辺りからお察しください。
あくまでも電車が主目的な我々の場合、さすがに全部周る暇はない。とりあえずあの泉くらいまで行ってみるか。
おや、小学生のみなさん。確かにこういう庭園、市内遠足にはもってこいやね。日本でいうと東御苑に行くようなもんだろうし。
月曜に見かけた幼稚園集団にしろ、ブラチスラバで見かけた小学生集団にしろ、ヨーロッパのお子様は派手なものを身につけていることが多い。キッズ服全体でビビッドカラーがトレンドなのか、あるいは交通等の安全を考えて目立たせているのか。
5分ほどで泉付近に到着。ここまでざっくり 400m はあるってことか。
例によって彫像てんこ盛りの泉と、両翼を堂々と広げた Gloriette が調和する風景。は、よいのだが。ここにひとつちょっと残念な問題があった。
なんと中央の一番目立つところで絶賛おそうじ中。ラフなジーパン姿なのがまたいっそう落差がありますなぁ。苦情を通り越して笑ってしまった。
ま、そもそも庭園自体が絶賛お手入れ中なんですけども。冬を迎える前に春の準備、と考えれば納得なんだけど、これまたゴージャスな宮殿とのミスマッチがいいんだか悪いんだか。
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