なにわ近代これくしょん (7) 町家と生活・3

しかしこの週末、「6月にしては破格の寒波到来」という予報のせいもあって着るものに悩む悩む。そうは言っても昼間は動き回ったらふつーに暑かったりするわけで、結局軽い羽織りもので済ますしかないんだよねぇ。
なわけで大阪回顧見物ラスト。

8階に降りると、明治から昭和中期にかけての大阪を描写したエリア。当時を再現した模型が数多く並んでいる。

市電が通っていた頃の、明治末期の堺筋。って、あれ? このビルはもしや…あーやっぱり! ついさっき実物を観てきたばかりの生駒ビルヂングではないですか。気づかせてくれたのは、あの特徴的な時計塔。この景色がああなったと思うと不思議な気分。

大正末期には大阪市がちょっと広がり、こんな住宅も建てられた。100年近く前とはとても思えないモダンな造りにびっくり。他にも和洋折衷デザインの家など、当時の流行を感じさせる景色が。

そして昭和の展示は、時代の長さと移り変わりの激しさを物語る。

戦前の空堀通。江戸明治の風情も大いに残されており、屋根上のベランダ(?)などは10階から眺めた9階の住宅地とよく似ている。

空襲で多くの家が焼けた戦後。バス住宅というものが提供され、今でいう仮説住宅として数年間使われたことがあった。雨風耐性はありそうだし、プライバシーは保てるし、これは意外と賢い方法だったのでは。

そして高度成長期に入ると、当時最先端の設備も盛り込まれた市営住宅が作られるように。階段を挟んで1軒ずつ対称に向かい合う構造、昔の市営とか公団とかってだいたいこれだったよねー。

実は、この3つの町を1人の主人公が渡り歩いた、というストーリーも展開されていたのだが、特定の時間帯にだけナレーションと共に現れる仕組みになっていて、団地での一コマ以外はまともに撮れずじまい。もうちょっとじっくり観たかった気もする。

その他、壁際にはかつての生活用品などが実物で展示されているコーナーも。

出元は大阪ガスとか松下電器(当時)とか。そりゃ大阪だしそうなるわな。自分たちが慣れ親しんでいる製品と形状は若干異なるものの、でもガスコンロとかは大差ないよね、と旦那さん。それもそうだ。

そして床にはかつての(たぶん市電があった頃)大阪市の地図が大きく描かれている。現代の見知ったエリアをたどっては、大筋ではあんまり変わってないことに感心してみたり。

この後、前述の企画展を堪能して見学終了。セットで800円というお値段の割には、いろんなものが観れて楽しかった。と同時に、特に江戸エリアが外人さん受けするのもよくわかる。

なお、1階に降りたところ、この場所にかつて経っていた「北市民館」の模型にも出会った。これはこれで実物を観てみたかったが、再開発の結果として現在の展示があるわけで。

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