緑は生きものの揺りかご
11 Jul 2008
ふと気がついた。今のカメラで電車以外撮ってなくないか。
それはそれでもったいない気がしてきたのと、癒し系画像プリーズと父が言うので、ちょいと趣を変えてみることに。ぶっちゃけ昨日4000円くらい飛んでるんで、激安で済ませて日平均値を落とそうという算段もあるけど。
んで決めたのが北山緑化植物園。車とバスくらいしかアクセス手段がない。どんなとこにあるんかと思ったら、その名の通り山だった。ひたすら道なりに…ってなにこの登山道。どこまでも登り坂。いつもの踏み方じゃ全然進まん。マーチくんが頑張る音がするよ。ひーこら。
そして赤点滅信号とともに、唐突に現れる看板。つ、ついたー。余裕のある駐車場にすべりこみ、早速入場。ちなみに入場料などというものは要らない。
まず小さな沢を橋で渡って入るのだが。
…えーと、とても同じ市内とは思えません。いい意味で。
入口付近も緑であふれていた。事務所らしき建物の向かいに数種類の花が植えられたり、鉢植えのバラの仲間がたくさん。
まっすぐ行くと視界が開け、芝生エリアに。ごろんごろんしたくなる感じ。
そこから視点を右に転じると、噴水を囲んで緩やかな階段沿いにこちらもバラの花壇。盛りとは言わないがちょこちょこ咲いてた。一番かわいかったのはこれかな。
見応えがあったのは他のいろんな花。いくつか抜粋。
道の奥に建物。展示向けの温室とは別にある、研究センター。なんかかわいいな。
そこからさらに奥の道へ入ると、前方に林が。
なんだなんだ。行ってみよう。と進んでいって思い出した。あれか。趣ある小さな門をくぐると、北山山荘が濃淡鮮やかな緑に囲まれて静かにたたずんでいた。
順路に従って回り込むと庭に出た。山荘周囲にはとにかく紅葉系の木が多い。秋季が楽しみ。
そして庭の片隅に、あるものを発見。
水琴窟だった。実物は初めてかも。近辺で工事中らしく、静かになる一瞬しか楽しめなかったが、なかなかいい音。
本当はまだ回りきってない場所もあるのだが、暑いから今日はここまで。また沢を見下ろして引き上げる。ちなみに駐車場代は超安い。1時間までなら100円。ふらりと来るにはいいね。
さて、ここまで来たのでついでに寄り道。さらに登り、バスと一緒に曲がって少し先。
観たまんまやね。貯水池。麓も一望できるけど、今日は霞んでていまいち。主役はこっちかな。つくづく見事な曲線。
しかしこの後、予想外の展開に。管理事務所に止まった車の陰から勝手に近寄ってきた、こいつが始まりだった。
ちょ、にゃーさん、人の服に猫っ毛をなすりつけるのはやめい! えぇ、喉をにょろにょろなでてあげたら凄い勢いでなすられました。慌てて払ってたら、地面に転がって毛繕い開始。あんた、わたしをブラシにしたやろ…。
猫にバイバイしてまた池を眺めたら、次から次に登場。
やあ、鴨さん。
立入禁止の通路には、ひと休み中のお方。
そしてまさかの亀。正確な種類は知らんが、少なくとも4匹は観た。甲羅干しっすか?
少し離れた岸に別の鴨さんが泳ぎ着き、お食事に入られた。
ふぅ。実に暑い。でもたまには、動植物に囲まれるのもいいもんだ。遥かに広がる六甲山系を眺めつつ、貯水池を後にした。季節が変わったらまた来れるといいな。
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