小さな秋さがし (5) 新宿の苑・1

12月のおそるべき速さ。ついこないだ「あーカレンダーも最後の1枚かー」とか言ってたはずなのに、この週末はもうクリスマスっすか。ありえん。2人とも仕事が忙しかった(むしろまだ忙しい)からかね。
さて11月の都内あちこち巡り、後半は有名どころでひとつ。

既出の通り、今回はひたすら JR で便利な行き方ばかりしている。浅草橋から総武線1本で、千駄ヶ谷。少し歩くと、最後の目的地のエントランスがある。

新宿御苑でございます。
以前から気になってはいたものの、どうも機会がなかったのでこれが初訪問。この入園券、どこぞのスカイレールと一緒で、入口で改札に通すともう返ってこない。ので入園前にあわてて保存。

紅葉のピークにはまだ早い、というのは重々承知。それでもここなら何かしら秋の気配が漂っているんじゃないかなー、と期待してのこと。その心情に応えてくれるものが、早速転がっていた。

どんぐり。ちっちゃい頃はともかく最近さっぱり観ないので新鮮がっていたら、旦那さんが不思議そうな顔。さいたまではそんなことないらしい。

好天に誘われてか、園内人口もわりと多め。

頭上に枝が垂れるほどの大きな木のある広場にも、芝生でひなたぼっこを楽しむ人々の姿が観られた。

混雑とまでは言わないまでも入場者が多めだったのには、おそらくもうひとつ理由がある。

芝生の中央に丸く飾られていたこの菊が関係あるのかないのか不明。ともかく、菊の展示が大増量中な期間だったのだ。

展示の方は群生というより単品鑑賞がメインだったが、それについては次回。

ところで、秋の気配ありませんか。

よく観ると時々、それっぽい木が顔をのぞかせる。逆に言うと探す必要がある状態。

おっ、もみじ発見。真っ赤なものは無理かと諦めかけていたが、ごく一部はなかなかいい発色をしていた。

ただそのごく一部に向かっていろんな人がアングル争奪戦を繰り広げるので、たまに局地的な混雑が発生。

14時。当然まだ陽は高い。

のに、水面を輝かせるその光線は、既にどことなく夕方に向けて黄色味を帯び始めているようにすら見える。

更なる秋を求めて、園内散策はのんびり続く。

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