実録・おひとり様物語 接近編 (4) 緊張と弛緩

うわ。なんだかんだでこんな時間。準備して出ないと昼食とれん。長丁場を考えると、ここで絶対食べておかんとやばいし。せっかく晴れたから撮りたいし…あ、いや、それは間に合ったらでいいや。うん。
では駆け足気味だが土曜のまとめ後半。

ちょっと様子を観に行くと、試乗の進行が遅れている模様。既に20分以上押していた。ま、気長に待つか。

窓の外を(偏った意味で)眺めたり、

動体視力テストに挑戦してみたり(初級で52/60)、

セーフティシステム体感という名のシミュレーター乗ったり(2005m で D 判定)。

そろそろ飽きたので、受付行ってみた。30分待ちに延びていたが、まぁしばらく待てば乗れそうだ。

今回乗るのは ist。充分小さい部類だろうが、マーチと比べてしまうと、かなりでかく感じた。さっき展示の方で乗ってみたから、車幅は多分大丈夫…だと思う。
試乗ではコースを2周できる。20分区切りの1回ごとに、5〜6台が上限のようだ。内輪側の接触事故多発なので気をつけてね、と説明。気をつけよう。そしてわたしはサンダルだったので、スニーカーを貸してもらう。
ではいってきまーす。

で、当然ながら無事帰還。こすりもしなかったし、停止線でだいたい止まれたし。いいんじゃないすか? 軽く踏んだだけでぶわっと進むもんだから力加減が難しかったが、それ以外は概ね順調に乗れた。短期間とはいえ、毎日マーチ乗ってた甲斐があったというものだ。

終わってみたらもう18時半近かった。行かねば。テレポート駅へ歩き、送迎バスで温泉へ。だいぶ前に届いた、誕生日周辺無料サービスを使えそうなのは、もうこの日しかなかった。だから、むしろ台場エリア行きはトヨタよりこっちが当初の目的だった。
夜になると入場料が安くなるせいか、バスに乗る人も多く、着いてみたら更に人が多かった。浴衣は全種類選べたから、まだましかもしれないが。

真っ先に向かったのは、前回行けなかった足湯。

ここは途中にあるベンチに座っているから落ち着いて写真も撮れるのだが、基本的に足ツボ刺激の小石がそこらじゅうに埋められていて、痛いのなんのって。多分あちこちに悪いところがあるんやろうけども、にしても痛すぎ。
男女数人の団体さんや、近隣諸国の人々が、大騒ぎしながら通過していった。

その後、ちゃんぽんで再び野菜摂取してからメインの温泉へ。勿論、今日の入浴はここで済ませるつもりでしっかり洗う。帰りがすっぴんとか気にしない。近いし。
しかし、温泉っていっても本当の意味での「温泉」は真ん中だけだよね、と何かで読んだもんだから、外周の浴槽や露天に出る気があんまりしなくなってしまった。それでも、真ん中に浸かりにくる人は意外なほど少なくて、あんなに人がいたのに一時は独り占め、な瞬間すらあった。
のぼせないように腰から下とか足だけとか、控えめな浸かり方をしていたにもかかわらず、暑い暑い。1時間が限度だった。風呂上がりのソフトクリームが異様にうまい。

せっかくだから休んで帰ろう。幸い、女性限定の休憩室はかなり余裕があった。一応 BGM 程度に TV をつけてみるも、いまいち観る気がしない。仮眠すっか。肩まで毛布をかぶり、携帯アラームを22時にセット(勿論サウンドはオフで)。
…普通に寝た。しかも起きれなくて1時間延長。元気があったらタワー入れて動画撮りにいこうと思ってたんだけど、無理やった。なんだかんだで疲れたみたい。

お会計を済ませてみたら、テレポート駅へのバスは終了した後だった。どうせゆりかもめで帰るつもりだったから関係ないのだが。
雨はすっかり上がり、テレコムセンター駅からは遠いながらもいい夜景が。


明日晴れという予報は本当みたいやね。ひと安心。

光を放つレインボーブリッジを渡りながら対岸を眺めた。いつか観た風景。もう平気だと思ったのに、胸に傷む箇所がある。楽しい記憶だったからこそ。でも次の瞬間、また別の記憶を思い出し、自然と笑いがこみ上げた。
そうだよな。素敵なことだけ覚えていれば充分。

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