しあわせを運ぶ港都 (6) 造形のたのしみ

絶好の撮影日和の中、終日またーりと自宅で転がっていましたがなにか。1日暑い中で営業(撮影的な意味で)すると翌日こうなることが最近多い気がする。うーむ。
神戸の海辺散策はぼちぼち終盤。

ポートタワーの出口は、さっきと反対の順光側だった。

真下から見上げると、鼓のような形状がより強調される。真っ青な空に赤の柱がやたらと映える。

画面の中央に置かないと、まっすぐ撮れない。でも真ん中ばかりも芸がない。しばし構図に悩む。結局、少し離れてきちんと撮った。

かもめりあ、という判りやすく海を連想するターミナルはガラス張り。

だから見事な鏡。ウォーターフロントを気楽に満喫する自分たちの姿を記録に残す。
さっきタワーの上から見かけた遊覧船の前で、係員が大声で呼び込みをしている。それを横目に少し歩くと、また別の船が来た。

こちらはファンタジーという名前。てか、本当に船多いな。

気がつけば、メリケンパークからハーバーランドに足を踏み入れていた。多分来たことはあるのだが、ほとんど記憶がないから気分は至って新鮮。
モザイクのデッキへと続く、緩やかな坂道。なにやら人が多い。

わたしの出身大学の、軽音の人たちが集まって演奏していた。音はともかく、そのブルーシートがちょっと惜しいな。

一旦屋内を通り、海沿いのルートへ抜ける道を進む。

わたしたちも、こんなふうに見えているのだろうか。そんなことをふと思いつつ、オープンカフェでティータイム。

ひと息つくと、空は早くも夕方の風情へと向かい始めていた。

きっと夜になると更に人が増えるのだろうね、と話しながら、ぶらり歩いて神戸駅方面をめざすことにした。

暑いから屋内を行こう。阪急方向に進むと、そこは吹き抜け。

あぁ、神戸っぽい。ポーアイも六アイもだいたいこんな感じやし。でも、みなとみらいにも似てるね。神戸と横浜は色々まぎらわしい。

降りようとしたエスカレーターの曲線に、思わず目を引かれたり。

キャナルガーデンを突き当たりまで進むと、大きなオブジェが現れた。

時折響く、柔らかでどこかファンタジックな金属音。遥か頭上や、子供の目線の高さ、あちこちを行き交う鉄球がからくりと坂道で運ばれ、羽根を回し音を奏でる。そうか、これはゴールのないピタゴラ装置のようなもんやね。

彼氏さんも興味深そうに、しばし球の行方を見守っていた。

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