余暇は六甲にあり (5) 枝垂の展望台

夕飯作ってる間に国レベルの大ニュースが報じられていた。昭和生まれの自分も数年後には「2世代前の人」になるわけですね。て、世間の反応観たら概ねそういう世代イメージの話と元号大喜利ばっかり。日本平和やなぁ。
さて山上散歩はまだまだ続く。

植物園を西口から出ると、隣のバス停の方が近くなる。「近道」と称する遊歩道へ向かうと、

緑と湿原らしき空間を抜けることになった。実際に近かったのかは定かでないが、舗装路には歩道が乏しかったので、安全上は正しかったかも。

抜けたところにオルゴールミュージアム(隣バス停の最寄り施設)。意外と入場料がいいお値段するんで、庭だけ拝見して失礼しまーす。

ほどなくやってきたバスで、終点の1つ手前まで乗車。いくつかの施設が点在する中、これを逃したらもう機会がなさそう、という元取り根性で、有料施設に入ってみることにした。

六甲枝垂れ。なんだか風流な名が付いているが、要するにちょっと変わったデザインの展望台である。これまたレジャーきっぷ特典でわずかながら割引適用。

その名の通り、柳や桜などの枝垂れ木をモチーフにした形状。現代アートの常設屋外展示だと思えばわりと納得。

この「枝」の内側に入ることができる。

木漏れ日というよりは網の中にいるみたい。有機物をイメージしたためか、「網目」の形はひとつとして同じものはないように見える。

網目に細かく張られた小枝はところどころ抜けており、それによってできた覗き穴が、一応これが展望台ということを思い出させてくれる。

そこの鉄塔は、なにか仕事するでもなくただ立っているのみ。これは六甲有馬ロープウェーの表六甲線といって、本来なら六甲ケーブル山上駅に接続しているのだが、途中の観光施設を経由しないこともあり、車やバスに押されて10年以上前に休止。多分このまま長い眠りにつくのだろう(有馬に行く裏六甲線は現役)。

南寄りに視界を転じれば、小洒落た建物群。あとで行ってみよう。

で、この枝垂れ。「幹」の内側にも入ることができる。

最下層は思ったより少し深く、そして涼しい。景色を楽しんだ上層とは実際に温度が少々異なることを、各所に設置された温度計も教えてくれる。

しばし異空間で涼んでから、次のスポットへと向かった。

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