異邦人、香港へ行く (20) 星光大道

そろそろ年賀状を準備する季節。と思いきや、弔事が相次いだ当家で今年用意するのは喪中欠礼。切手の絵が胡蝶蘭になっている葉書を買ってきて、ネットでテンプレ探して文字載せて完成。まあパソコンで作るの2度目なんで慣れてるが、これはあんまり慣れたくないものだな。
さて香港旅はここから3日目スタート。

朝食を宿近辺でお安く済ませ、ひと息入れてから出発。最初に行くところは既に決めてあった。

なんとなく南へ進むと、そこそこ広い公園がある。バスターミナルの屋上が憩いの場になっている、日本でもたまに(名古屋の栄とか)観るタイプ。

そのまま海岸まで歩いていくと、これまた鉄板の観光名所。

Avenue of Stars といって、読んで字の如く香港映画のスターたちが集う場所。ただし本人がいるわけではなくて、ハリウッドと同じような意味で。

このように手形と、人によってはサインが埋め込んである。さすがに全員知っているわけではないが、我々でもわかるレベルの人もちらほら。例えばジャッキーとか。

ジェット・リーとか。

ブルース・リーのように、ここができる前に他界された方は、手形はなく名前だけ刻まれている。

ただし、ブルースさんに限っては地面だけではない。というか、ここに来る大半の人がおそらくコレを目当てに来るであろうものが、ルートの中程に堂々と立っている。

あちょー!
そう、とってもご本人によく似ている銅像が、いかにも香港らしい島のビル群を背景にお決まりのポーズをとっているのである。そりゃ人気も出るというもので。

ポーズの真似を試みる人も続出するわけで。

それにしても陽射しがまぶしい。サングラスの人が多いのも頷ける。うちとしては荷物を減らしたかったので持ってこなかったが、散策目的の旅行ならあった方がよさそう。

俳優さんだけが映画ではない。裏方だって重要な映画人。

カメラを回す気分、メガホンをとる気分、それぞれに味わう光景も展開される。

香港映画といえば銀幕界でも一大ジャンルを築いているといえる。ロケ地を訪ねて歩く人も多いだろうな。

と、そんな感じで半逆光の島を眺めつつ、ひたすら海沿いを歩くことしばし。

遊歩道の西の終点近くには、かつて駅であった所に鐘楼だけが残されている。これも以前撮ったときはろくでもない曇り空だったので、こんな晴れ渡った空の下で再会できてなにより。
では、次のアトラクションへ参りましょうか。

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