はこね夏づくし (6) 贅を尽す宿・1

この季節、かなり遠くから花火大会の音だけ聴こえてくることがよくある。今日もやってたな。関西だと PL と淀川が2強ってイメージなんだが、首都圏はやたら大会数が多いような気がする。それだけ観たい人の数が多いのか、それとも自治体や企業がなにかと花火大好きなのか。
さて箱根ですが、久々に奮発したお宿の話。

ここまで大涌谷だなんだとアクティブに動いているように見えると思うが、本来の目的はあくまでも「温泉宿でゆっくりしていくこと」である。その要望が叶いそうな宿を数日前にネットで予約しておいた。

せっかくなので、雰囲気のあるエントランスを最初だけわざわざ通った。というのも実はこれ、駅から遠い方にありまして。以降の出入りは全部、車寄せスペースと繋がった通用口(?)を使うことになる。

駅側からざっくり全景。白い車の奥が本来のエントランスで、電柱の奥が通用口。
なわけで、今回のお宿は「強羅天翠」さん。駅から余裕で徒歩圏内にもかかわらず閑静なエリアにございます。

でだ。チェックインして早速お部屋に通されたわけだが。

ドアの前に格子戸。和の演出とプライバシー確保の合わせ技。

入ってみるとあら広い。過去に泊まった「お値段相応に広い部屋」ほどのだだっ広さではないが、十二分に余裕ある空間。畳敷きでありながらも、ベッドなんで布団の上げ下ろし不要、というのも地味にナイス。

ちょっとした読書スペース的なものもあり。傍らに置いてある本は古事記の現代語訳。後で読んだら予想外に面白く、記述がいろいろてきとーで笑った。しれっと現代アイテム(プラズマクラスター&ノーマット蚊とり)が置いてある辺りも含めて、いろんな意味で和モダンなお部屋である。

窓際には、温泉宿定番のくつろぎスペース。

真正面に大文字が見える。もっと右に千成瓢箪もあると宿の人に教わったが、瓢箪の形がわかる角度ではなかった。余談だが、左の椅子の背後にはでかいテレビもあり、夕食後に隅田川花火を堪能した。

ところで、テーブル上の粋な小箱、これはなんですかね。

開けてみたら、上2段はお茶っ葉、下1段にお茶菓子が入っていた。赤と青のちっちゃな陶器の中身は金平糖。手前はおかきだったと思うが食べそびれてしまった。夕飯ですっかり満足したからなぁ。

そんな夕食と朝食については次回じっくり書くが、夕食後、このお宿の特徴的な施設を利用した。

チェックインカウンターのかわりに玄関正面にあるのは、バー。しかも階段を上がった座席の足元はお湯。なんと「足湯バー」である。これが気になったからこの宿に決めたという話もあったりなかったり。

バーテンさんに好みを伝え、それぞれおすすめのお酒を出してもらう辺りは、確かにバーそのものであった。目の前にずらりと並ぶ洋邦いろんな酒瓶を眺めて語らうひととき。なお、足湯は温泉じゃないのであしからず。
大浴場の露天風呂が、大涌谷からひいてる温泉になる。当然、現地で漂ってたあの硫黄の香りそのまま。夜と朝の2回行ったが、そもそもトータル20室程度に絞ってある宿なので、他の客とのバッティングもほとんどなくのびのびと堪能できた。いうまでもなく、最近調子悪かった腰や関節をいたわるという当初目的にもぴったり。

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