はこね夏づくし (7) 贅を尽す宿・2
6 Aug 2014
去年ほどじゃないけど今年も近所に蝉がよく出没している。が、ベランダとか網戸に居座るのはやめてもらえませんかね。うるさくて寝られんやん。ついさっきも1匹いらしてて、逃がそうと網戸開けたら血迷って室内においでなすったんで、旦那さんがキャッチ&リリース。ふぅ。
えーと、では箱根の宿でいただいたお食事のまとめ。
希望を出しておいた食事時刻になり、内線でおしらせが来るのを待って1階へ。
席は部屋ごとに仕切られた半個室状態。既に前菜とお品書きがセットされている。お品書きのある宿は料理が美味い、とは旦那さんの説。
右上に見切れている券は、本来はバーでのウェルカムドリンク向け。夕食での1杯目にも使えるというのでこっちに振ることにしたが、翌日のお会計明細を観るとやっぱりバーの分に使われていた気がする。
粋な冷やし方ですな。
なわけで、日本酒と梅酒をちびちびやりながら、1品ずつ出される料理をそれぞれ味わう。
はものお椀。はもが出てくると夏って感じあるよね。
金目といかのお造り。箱根と伊豆がわりと近いからこその鮮度か。
すずきの塩焼き。脂の乗り具合がしつこくなくてほどよい。
次はメインディッシュ…と思いきや、ここでサプライズメニュー登場。
トマトを器にした冷製の詰め物。夏らしく爽やかでいいね。これが全員についてきたものなのか、それとも直前に正規料金で予約した我々へのサービスだったのかは定かでない。
そして主役の肉料理はというと「彩さい牛」。さいたま歴の長かった旦那さんも初耳の、さいたまブランド牛。これがとてつもなく美味。赤身多めの肉をミディアムレアに仕上げたものだったが、非常にやわらかく旨味が濃い。2人して思わず相好を崩してしまう絶品であった。
その後、ごはんと赤だしをいただいてお食事本編は終了。
デザートはこの席でも食べられるが、係の人曰く「バーでお召し上がりいただくこともできます」。へぇ。じゃせっかくなんで足湯バー体験も兼ねて、そっちでお願いします。
うわーほんとに足湯だー。ぬるめの湯なので多少ゆっくりしてものぼせることはない。
バーテンさんがお酒の好みを聴きにきたので、それぞれ傾向を伝えて作ってもらった。旦那さんにはいも焼酎、わたしにはカンパリグレープフルーツ(想定外の大容量)。そして甘いものをつつく。プリンと果物、あとシャーベット。おなかいっぱいですわ。
翌朝。同じ席につくと、小鉢がたくさん待ち受けていた。
かご入りのもの以外は後から運ばれてきたのだが、おなかすいてたんでついサラダだけ先に食べちゃった。一見少なそうに見えるが、全部食べると思ってた以上に満腹感。
そして食後の1杯。ハーブティーの香りも印象的だったが、スティックに結晶をくっつけた形の砂糖がおもしろかった。
ということで、いずれも大変おいしゅうございました。お宿全体としても、落ち着いているけど気取りすぎることもない雰囲気で、過ごしやすくてよかった。普段の旅の2泊分くらいの予算を1泊につっこんだ甲斐は充分ありましたわ。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。