はこね夏づくし (7) 贅を尽す宿・2

去年ほどじゃないけど今年も近所に蝉がよく出没している。が、ベランダとか網戸に居座るのはやめてもらえませんかね。うるさくて寝られんやん。ついさっきも1匹いらしてて、逃がそうと網戸開けたら血迷って室内においでなすったんで、旦那さんがキャッチ&リリース。ふぅ。
えーと、では箱根の宿でいただいたお食事のまとめ。

城崎の例を出すまでもなく、温泉旅館では2食とも部屋でとるのが定番。が、ここではいずれも1階のお食事処を使う。できたてを提供したいという信念のようだ。畳慣れしてない人(若い人とか外人さん)にとっては、テーブルで食事できるのは楽であろう。浴衣に慣れてない我々も含めて。
希望を出しておいた食事時刻になり、内線でおしらせが来るのを待って1階へ。

席は部屋ごとに仕切られた半個室状態。既に前菜とお品書きがセットされている。お品書きのある宿は料理が美味い、とは旦那さんの説。
右上に見切れている券は、本来はバーでのウェルカムドリンク向け。夕食での1杯目にも使えるというのでこっちに振ることにしたが、翌日のお会計明細を観るとやっぱりバーの分に使われていた気がする。

粋な冷やし方ですな。

なわけで、日本酒と梅酒をちびちびやりながら、1品ずつ出される料理をそれぞれ味わう。

はものお椀。はもが出てくると夏って感じあるよね。

金目といかのお造り。箱根と伊豆がわりと近いからこその鮮度か。

すずきの塩焼き。脂の乗り具合がしつこくなくてほどよい。

次はメインディッシュ…と思いきや、ここでサプライズメニュー登場。

トマトを器にした冷製の詰め物。夏らしく爽やかでいいね。これが全員についてきたものなのか、それとも直前に正規料金で予約した我々へのサービスだったのかは定かでない。

そして主役の肉料理はというと「彩さい牛」。さいたま歴の長かった旦那さんも初耳の、さいたまブランド牛。これがとてつもなく美味。赤身多めの肉をミディアムレアに仕上げたものだったが、非常にやわらかく旨味が濃い。2人して思わず相好を崩してしまう絶品であった。

その後、ごはんと赤だしをいただいてお食事本編は終了。
デザートはこの席でも食べられるが、係の人曰く「バーでお召し上がりいただくこともできます」。へぇ。じゃせっかくなんで足湯バー体験も兼ねて、そっちでお願いします。

うわーほんとに足湯だー。ぬるめの湯なので多少ゆっくりしてものぼせることはない。
バーテンさんがお酒の好みを聴きにきたので、それぞれ傾向を伝えて作ってもらった。旦那さんにはいも焼酎、わたしにはカンパリグレープフルーツ(想定外の大容量)。そして甘いものをつつく。プリンと果物、あとシャーベット。おなかいっぱいですわ。

翌朝。同じ席につくと、小鉢がたくさん待ち受けていた。

かご入りのもの以外は後から運ばれてきたのだが、おなかすいてたんでついサラダだけ先に食べちゃった。一見少なそうに見えるが、全部食べると思ってた以上に満腹感。

そして食後の1杯。ハーブティーの香りも印象的だったが、スティックに結晶をくっつけた形の砂糖がおもしろかった。

ということで、いずれも大変おいしゅうございました。お宿全体としても、落ち着いているけど気取りすぎることもない雰囲気で、過ごしやすくてよかった。普段の旅の2泊分くらいの予算を1泊につっこんだ甲斐は充分ありましたわ。

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