当世お伊勢参り事情 (4) 内宮参道・1
7 May 2014
それなりに順調な滑り出しの連休明け初日。スマホ以外にもハードウェア買い替え検討中のものはあるので、購入費を稼がなくちゃいけないんですよ、はい。扶養範囲でね。
さて神宮ですが、もうひとつのメイン会場へ。
鳥居の近くに「おはらい町」という通りがある。おまいりの前に腹ごしらえをしようと、まずはそちらへ。
三重県だけに松坂牛の文字も多数見受けられる。が、ランチメニューはお値段も素敵なことになっておられるので、リーズナブルな立ち食いグルメで手を打っておいた。
しばらく進むと、通りの中程に直交する道がひときわ賑わっている。
「おかげ横丁」といって、20年ほど前に赤福が作ったものらしい。現場ではまさかそんなに歴史の浅いものだとは気づかなかったくらい、よくできた「古い」町並み。実はおはらい町も似たようなもので、いずれも平成初期以降に今のような姿に復刻されたらしい。
横丁をぶらぶら歩いていたら、賑わっている伊勢うどん屋があったのでなんとなくここに決定。「ふくすけ」さん。並んではいたものの、それほど待たずに注文までこぎつけた。
屋外の長椅子に腰掛けて、うどんが出てくるのを待つ。ふと屋根を見上げたら、瓦の側面に文字が。
伊勢に行きたい 伊勢路がみたい せめて一生に一度
読み取れた範囲内でそんな感じ。はて、なんだろう? 帰宅後調べたら、どうやら伊勢音頭というのがあってその歌詞のようだ。なるほどねー。
満腹になったところで散策再開。
町の随所に「おかげ犬」なるキャラ。江戸の頃、人間の代理でおまいりをした犬をモチーフに、いろいろなおみやげが作られているようだ。余談だが、修学旅行もしくは遠足らしき児童生徒さんをそこらじゅうで見かけた。行き先としては確かに妥当な気がする。
おはらい町の通りに戻ると、目の前に赤福本店がどーんと構えていた。さすがの風格。
最近重点的に古い町並みを回っている時期だったことを考えると、ここもそのひとつに数えていいかもしれん。築年は新しいけどね。
5月頭という時節柄、つばめさんもそこらじゅうで見かけた。古かろうが新しかろうが、日本家屋は巣作りに最適なようだ。
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