当世お伊勢参り事情 (5) 内宮参道・2

今度行くライブのチケットが来た。無事来たのはいいが、こりゃまたひどい席ですね。いわゆる後ろから神席に近い。まあ特に FC とか入ってないんでこんなもんか。入ってたとしてもひどい割り振りなことはよくあるし。今回も雰囲気楽しむ方向でひとつ。
さて神宮詣での巻は本題その2。

ひとしきり散策したところで、いよいよ最初の鳥居をくぐる。冬至前頃だけ、鳥居の中央から陽が昇るらしい。

橋のたもとに近日中の「祭」の日程が掲示してあって、せんぐう館での展示を思い出した。VTR の解説によると、外宮と内宮で合わせて年間1500以上の祭を執り行っているとか。朝晩の日課的なものもカウントしているようだが、それにしても1年中どっかでなにかしら行っていないと無理な数字。

この橋のすぐ横に、有名な設備があった。流木を受け止め、橋の損傷を避ける杭。1本ずつにしっかり屋根がついているあたりが神社ならではか。

橋を渡るとじきに次の鳥居。それをくぐると、広い庭園状のエリアに出る。

なんか皇居っぽい。東御苑とかをもうちょっと拡幅するとこんな感じ。神宮さんと皇室は切っても切れないから当然っちゃ当然かも。

そんな道を進んでいたら、にわとりさんたちに出会った。神社内の動物がもれなく神様のおつかい役に見えるのは仕様です(※伊勢の場合、実際に鶏は神使である)。

その先で手水舎を使う。

本来はこの下にある五十鈴川でお清めするものらしいが、手水舎に「五十鈴川が増水して危ないのでここを使ってね」という旨の看板が立っていた。実際行ってみたらそこまで水多くなかったけど、流れが速かったのでそういう意味では確かに危ない。

正式な祭礼の際は、勿論ここで丁寧にお清めを行うのだろう。と、報道写真などで観たいろんな儀式を思い出しつつ。

さらに鳥居をくぐっていく。外宮同様、こちらにも天を突かんばかりの大木多数。やっぱり触られまくっている。

最初の鳥居からだいたい15分。ようやく正宮に到着。

当然こちらも真新しい木の色がまぶしく、深緑の木々と好対照を成していた。

撮影は石段の下からね、という掲示を守り、写真はここまで。
こちらも鳥居入ってすぐの門が実質的な拝殿となっており、おまいりをつつがなく済ませた。門の内側に通してもらっておまいりしている人もいたが、特別な立場の人かなにかなのだろう。

こうして、公式に推奨されている通り外宮と内宮を順番におまいりすることができた。

菊の御紋を掲げた日本最高峰の神社は、広さも建造物もいろいろと別格だった。

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