台湾に行きたいわん (11) 彰化/線路相遇

まあまあいい天気なので午後は近所を散歩。さすがにまだ紅葉シーズンとは言い難いながらも、ちょっとずつ色づいてる木々を探して歩くのもまた一興。にしても、なんすかこの気温の高さは。上着いらずでぬくぬく、夏日だったって話もあるし。
さて台湾3日め、寄り道の街にやってまいりました。

新烏日から2駅。10分ほどで下車駅に到着した。

ここは彰化駅。海線と山線の合流地点でもある。さっそく他形式の車両を見つけ、本題そっちのけで構内をきょろきょろ。

區間車でもかなり古い方に入る EMU500 型。

さっき見かけた EMU800 型。これまた日車由来の現地製造。

そして謎の客車と重連機関車。あとで調べた結果、客車を改造したクルーズ列車の「鳴日號」だったことが判明。

そんな彰化駅、新烏日とはだいぶ様子が違う。

優等列車もだいぶ停まるし、機務段(日本でいう機関区)併設なので旅客扱い以外のエリアが広い。

ただし高架化計画があり、10年後を目処に当駅も大改造される見込み。今の駅舎は半世紀以上前の建物だそうで、言われてみれば随所に設計の古さを感じる構造。最初の跨線橋もミッドセンチュリー感あると思ったわ。

ある意味、地上駅としての姿が残っているタイミングに間に合ったともいえる。

なお余談だが、北側の隣駅2ヶ所は「縁起かつぎコース」らしい。海線の追分(例によって日本語由来)、発音が台湾語の「結婚したい」に近いので、山線の成功までのきっぷを作ると恋愛成就のお守りになるとかなんとか。中華系もそういうの好きやなぁ、って日本人に言われたくないか。

おっと、そうこうしているうちに13時を回った。ぼちぼち行こう。

改札を出ると、正面玄関だけはめっちゃ現代的にお色直し済(20年施工)。

そしてバイクの往来はこの街でもやっぱり多い。

駅前交差点の対面にはバスのりばもあり、市内交通の要であることが感じられる。

駅から目的地までは徒歩圏内。北向きに進む。

三叉路を左の細い方へ。おや、右から来たトラックはクロネコではないか。台湾にもいるんやね。どうやら国内トップクラスの大手企業・統一グループがライセンスを受けているようだ。そういや高雄のコンビニで「統一布丁(ほぼプッチンプリン)」買ったわ。

民家の軒先みたいな道を行く。80年代テイストについ足が止まったり、

突然の野良ミニオンにまた足が止まったりしつつ、やがて道は壁につきあたる。

扇形車庫はあっち。あ、どうもご丁寧に。

街のところどころが、壁画やらなんやらで彩られている。観光客に対するおもてなしだろうか。

さらに進むと、地下道への入口があらわれた。これで線路をくぐって西側に出られる。

あとはそのまま道なりに進めば到着。お天気、もつといいんだけど。

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