台湾に行きたいわん (10) 台中/轉運車站

3連休なのでスケジュールにも余裕がある。今日は午後からぶらりと空港周辺へ。だがしかし、空が青いというにはほど遠く、どちらかといえばずっと白く。昨日はめっちゃ晴れていい感じだったのに、あれで晴れ成分を使い切ってしまったのか。
まあそれはさておき台湾3日め、移動途中でもいろいろ観察。

前回書いた「高鐡との交点に作った台鐡駅の名前が違う」のは、台中も然り。台鐡側は新烏日という。駅名は違えどフロアは地続き。

高鐡のコインロッカーは大型ブースが埋まっていたため、新烏日のロッカーを利用。日本語対応でクレカ可、旅の者にはありがたい。

地元の人には宅配ロッカー(兼ポスト)もあって便利そう。

新烏日は高鐡開業に合わせて増設した、比較的新しい駅。設備もわりと綺麗。そしてやたら天井が高い。

台中付近では、大動脈たる西部幹線が「海側と山側」の2ルートに分岐している箇所があり、ここは山線。

乗るべき列車も確認したところで、構内で昼食をとってから改札内へ。

車両柄の自販機、日本でもたまにあるけどこれはなかなかのリアル路線で。じゃ、ホーム階に降りてみよう。

ちょうど列車が1本来たのでとりあえず撮っておく。

2面4線、標準的であろう規模。線路横断したい人は国を問わずいるんやな。

すぐ隣には台中捷運の LRT。今回は乗る時間がなくてスルーしたが、姿だけでも見えてよかった。

幹線の運行頻度はぼちぼち。それより「2分遅れ」から表示とは、これまで海外ではあまりお目にかかったことのない細かさ。あとついでに「112年」てのは台湾独自の民國暦で、レシート等に高頻度で表記、西暦表示がないケースも。まあこっちも令和5年の国ですし。

そういや、台鐡の駅に入るのはこれが初めてやな。

この段階では他駅との比較はできなかったが、おそらく台鐡としてはかなり凝ったデザインと思われる。屋根とか。

ホームの上屋はうっすら光が透ける素材で、若干曇りがちでもそこまで暗くならない。

北行きの區間車(各停)が着いたと思ったらなかなか動かない。通過列車待ちか。

当駅は特急クラスがあまり停まらないようで、床面表示なども區間車ベースのものが多い。このホームを通過していく列車も見かけた。

しばらくすると北行き通過列車の気配。

これは自強號。台鐡では最高グレードの列車全般がこの名で呼ばれており、車両形式もいろいろ。その中でもこれは E1000 型といって現存最古参かつ主力車両。さっそくいいものを観れた。

そんな背後でひっそり折り返し作業を行う捷運車。

そうこうするうちに、我々が乗るべき南行き區間車がほぼ定刻で到着。

ちょっとおもしろい顔の形してますな。

座席配置はロングシートと2人掛け L 字配置の混合タイプ。後者は他国含め初めて観る形で、ボックス席の片側をロングシートと同じ向きに90度回した格好となる。着席定員確保と乗り降りしやすさの両立を図ったのだろうか。
しかしそれを除けば、どこか既視感の漂う雰囲気。そもそもこの EMU700 型、日車からの技術移転を受けた形式だった。そりゃ見覚えもあるわ。

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