異邦人、香港に願う (9) 赤柱市集

先月実家からりんごを大量にもらい、食べ切れなさそうな分をアップルパイ化。に使ったパイシートが余っていたので、雑誌で見かけたレシピを利用して、ひき肉と野菜を詰めてミートパイ化。に使った具が余った。またパイシート買わねば。無限パイ。
さて平和なほうの香港ぶらぶら、後回しにしていた赤柱名物にももちろん寄る。

グローバルなチェーンは便利で助かるけど、かといってここまで来てマクドもなぁ。と、黄色い M のすぐ隣に別のお店を発見。

ほぅ。同じハンバーガーならこっちの方がよりおいしそう。ここにしよう。
てことで、ランチに選んだのは “Beef & Liberty” さん。他にも数店舗展開しており、なんと空港にもあることを帰国日に知る。

なんだかんだでもうすぐ12時、店内は既に大賑わい。なんとか空いていた席につく。案内してくれた店員のおにいさんが「料理が出るまでちょっと時間かかると思うよ」的なことを(もちろん英語で)言っていたのは、この客の多さを観ればうなずける。実際20分くらいかかったけど、このくらいなら平気。

注文はほとんど悩むことなく、スタンダードなハンバーガー($99)にレモネード($39)。しっかり食べ応えのある肉に、これまたしっかりしたバンズ。うん、うまい。歩き回っておなかがすいたのを差し引いても、おいしゅうございました。

ごちそうさまでした。さらに混んできたし、食休みにしても外へ出よう。

店内でも外の道でも、市街地と大きく違うところがあった。西洋の方がすごく多い。いや、土地柄もともと結構住んでるとは思うけど、街の中よりも見かける頻度が明らかに高い。そして家族連れがデフォ。
赤柱というのは、休みの日ちょっと遊びに来るのにちょうどいいところなのであろう。別荘っぽい建物が周囲に多数あることも踏まえると、日本で例えるなら湘南あたりか。

さてと。腹ごなしも兼ねて、市場見物とまいりますか。

さっき経由しなかった道も含めて、小さな店が軒を連ねる細道をほとんど回った。どの店舗にも、所狭しと商品がぎっしり。衣類などの布製品や雑貨が多い中、絵画を売ってる店もちらほら(売り物の絵にカメラは向けにくい)。

あら、ねこちゃん。何人ものカメラマンにも動じぬ大物感。

香港みやげを絵に描いたようなベタな品がたくさん。20年前の「さすせか」を思い出させるような意味での胡散臭い品物は、ほぼ見かけなかった。売れ筋が変わったのか、それとも日本語表記が自然になって陳列に溶け込んだのか。

九龍半島の露店街との最大の違いは、店自体がコンクリのビルの地上階に入っていることかも。上階は住居なので、ところどころに住民用の出入口や郵便受けがある。

ひととおり歩いて、バス停に戻る。昔の記憶がほぼない分、初訪問と変わらぬ気分で楽しく巡ったひとときであった。

降車場のすぐ背後に、小ぶりなターミナル。今度は6X系統に乗ろう。

今度はあえて1階席へ。眺めが異なることを除けば、バスの乗り心地としては遜色なし。

そこそこ大きなサイネージがあるので、現在地把握には困らない。じゃ、次はアレをめざすか。

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