台湾に行きたいわん (9) 高鐡/開往台中

今日は梅田でお好み焼き会食。ホワイティ店と富国店で意外とメニューが違うもんやな。にしても、チーズ盛り気味なものを頼んだら予想以上に満腹感がすごくてですね。胃腸の負担を考えると、そろそろチーズ満載タイプは完食厳しいかもしれんお年頃。
では台湾新幹線、実際に乗ってみたあたりのお話を。

様子をうかがうべく、3番ホームに降りた我々。ちなみに台鐡や高鐡ではホーム番号を面単位で付番するため、島式ホームは両側とも「3番ホーム」になる。のりばはアルファベットで識別。

というわけでこれは 2B のりばの回送車。うん、そっくりだわ。液晶と号車番号のサイズ感まで。

さすがに側面からのシルエットは異なるものの、種車の検討案に入っていた形状って説もあるし。

というわけでこちらが台湾の新幹線こと 700T 型。ほぼ 700 系とは聴いてたけど、まんまやな。紺帯を貫くマンゴーっぽいオレンジがチャームポイント。

親切なことに「乗車する列車は何時何分頃ホームに入るか」が明示されていた。

これは始発たる左營に限った話ではなく、台中でも同様だったから共通仕様とみられる。「對號座」とは見慣れない表記だが、英語が Reserved だから指定席のことやな。きっぷの番号と対応するとこに座るって意味か。

予定通りに入ってきた車両を動画でお迎えし、静止画でも記録。中央2本の回送含めて4本が並んだ。

台中や台北では2面しかなく、もう一方の終点駅・南港は3面だけど地下駅で柱多数。この数並ぶのをすっきり撮れるのは左營だけのようだ。

この列車はここまで営業運転してきてからの折り返し運用。乗務員室から降りてきた運転士さん、車両を指しつつなにか言っていた。なんのこっちゃわからず、とりあえずフロントの編成番号を記録した後、ふと気づく。

もしかしてコレを言ってたんすか。TR01 編成、700T トップナンバーすなわち台湾初の新幹線車両。を示すステッカーがバッチリ貼られていた。狙って乗れるもんじゃなし、今回の引きの強さ枠はここだったようで。

東京駅ほどではないにしろ、清掃込みで15分返しは海外としてはかなり高速。無事に定刻発車となった。

…にしても、笑っちゃうほどに何から何まで 700 系そのもの。強いて言うなら、首都方向を基準にすると座席配置が逆なことくらい。本家がほぼ絶滅(れるすた除く)しているだけに、もはや懐かしさの域。

車内のご案内も大枠では大差なし。そして何より、4ヶ国語あるアナウンスの最後に流れる英語が「あの方」。日本感すごい。

逆に日本で観ないのは「安全のしおり」くらい。飛行機か。

お天気は微妙。降らなきゃいいや。

いかにも台湾らしいものを車窓に探す。祠のノリで廟っぽいのがあったり、ビルのてっぺんだけ瓦屋根みたいなのも散見される。

沿線の市街地度はまちまち。そもそも高鐡は台鐡と並走しているとは限らず、同一駅名で台鐡とまったく違う地点に高鐡駅があることもしばしば。なら日本みたいに「新〇〇」すればいいかと思いきや、高鐡との交点に作った台鐡駅の方が新〇〇だったりする。

ひかりタイプの 628 号は、嘉義を出ると台中まで停まらない。その間に速度も上がり、これまた懐かしの「ただいまの速度は〇〇km/h」表示も飛び出す。あとの台北行きも含めて、最高は 295 やったかな。

はるか遠くにあった山地が街の背後に近づいてくると、そろそろ台中。

マナーポスターのセンスに感心しつつ、降りる準備を済ませてデッキで待機。皆慣れているのか、下車待ちの列ができた。

そうそう、客室端の1列つぶして大荷物置き場があるのも日本との違いか。

こうして、きっちり定刻通りに台中到着となった。またあとでね。

午後の行程をふまえて、台中駅の鑑賞もまたあとで。先を急ぐとしよう。

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