欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (33) Frecciarossa 9744

なにやら忙しそうな旦那さん。旅から帰って以来あれやこれや立て込んでいる様子なのだが、向こう1年くらいはおちおち海外にも行ってられないくらいの繁忙期が続くらしい。遠出がままならない分、近場でうまいこと気分転換の機会を持ちたいところ。
さてイタリア旅全体としては6日め、ヴェネツィアから引き揚げる移動のお話。

帰りの列車を担当する車両は、さっきの10周年ラッピングではなく、ふつうの ETR400。時刻のみで判断してとった結果、たまたまとはいえ往復で異なる形式に乗れたことになる。

今回も同様に Business の1列向かい合わせ席を指定。座席配置そのものは往路の ETR500 と基本的に一緒。折りたたみテーブルや荷物棚、案内表示などもほぼ同等。

ただ、インテリアとして観ると印象がそこそこ違う。色合いなのか質感なのか。細かいこと言うとヘッドレストがないとか肘置きが簡略化されてるとか。「顔はいいけど内装が安っぽい」とは旦那さん談。先代で金かけすぎた反動とも言われているが、実際どうなんすかね。
そこの荷物で思い出したけど、走行中に別席から小型のカート(写真にあるものとは別)が何度もこっちへ転がってきて笑った。電車ってどうしても前後左右の揺れが発生するわけなんで、荷物は棚か椅子の下に、転がらない向きで置きましょう。

とかなんとか発車前から観察。窓の外だけオーストリア風。

まる2日ちょっとの限られた時間ではあったが、当地ならではのいいところをちゃんと観れてよかった。おもに天気的な意味で(しつこい)。そんなヴェネツィアを15:50に発つはずが、気づけば理由は知らんが10分延。

30分ほどで、例によってワンドリンク&おやつ配布タイム。今回はジュースにしたけど、おやつのビスケット的なもの(おそらくショートブレッド)が結構しっかり甘かったので、コーヒーの方がより合ったかもしれん。それより、往路と違う「おまけ」がついてきたことに驚く。

水くれたよ。1人1本。さっき駅で小銭作るために買ったばかりの水をそっとしまう。気温が一定以上になったら配るのか、午後便で配るのか、理由はわからんまま。いずれにせよ、これはもう帰国まで水買わなくていいですわ。あんまりあってもどうせ空港で捨てなあかんし。

Mestre 以降、乗ってくるのは大半がビジネスマン。観光客もいなくはないが少数派。やっぱり使われ方が新幹線と似ている。

先日見逃していたのか、ちょうど停車位置にレトロな待合室を発見したりもありつつ、当然ながら車窓は往路とまったく同じ。ただし、途中からどんどん雲が増えてきて、一時はこの旅で初めて雨が降るところを通過した。もっとも、それもミラノまでだいぶ距離のある郊外区間だけの話。ざっくり「イタリア北部」といえども、ところにより天気が結構違うことがあるのはいずこも同じか。

ミラノまであと1駅を過ぎてからの、回復運転は豪快だった。

往路よりずいぶんと速い、高速線区間での最高速に近いであろう 298km/h などを叩き出しつつ、結果的にはミラノ着ほぼ定刻。終点がミラノではなく、ジェノヴァまで走らねばならぬことも、がんばった理由かもしれんな。

こうして、2日半ぶりにミラノへ帰還。といっても今日はあと夕飯だけ、そして明日は帰るだけ。空路を往復ミラノ発着にしたゆえのミラノ1泊である。

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