欧羅巴幻想曲 II ヴェネツィア、水の都 (28) Stazione di Venezia Mestre : 1
15 Aug 2019
ふぅ。台風が来る前に盆のさいたま帰省は無事終了。あっつい中お墓参りもできたし、久々に3きょうだい夫婦勢揃いしたし、甥っ子たちは順調に大きくなっとるし。山のようにおみや(ほぼ全部お菓子)もらったんで、しばらくおやつには困らんわ。
なわけで何事もなかったように再開、ヴェネツィア最終日鉄道の部。
ここからでも入れそうではあるが、初訪問の駅だし、ちゃんと正面玄関に回ろう。
駅前通りの歩道には、バスのりばがずらり。近場のみならず国際路線もあちらこちらに。これはチューリッヒかな。
なわけで、Trenitalia の駅としては3ヶ所めの訪問となる Mestre。なんですけど。
地味やな。
ミラノの Centrale はこってり重厚、ヴェネツィアでも Santa Lucia の方は駅前ロケーションが全部もっていく素晴らしい環境だが、ここは至って普通。少し前、列車乗り継ぎで当駅経由した人が「駅前が日本と変わらん」的なことを言って世間がざわついていたけど、「横浜(みなとみらい)をイメージして新横浜に着いた」くらいの違いがある、というツッコミは正しい。
わざわざこの駅に来たのは、本島へ戻るついでに高速列車以外も乗ってみようと思いまして。まずはきっぷ入手だ。
各停から特急までなんでも出せそうな万能券売機にて、でっかい紙で出力された近距離きっぷ。有効化から60分使えて、お値段たったの1.35€(160円くらい)。島へ渡る分にはコレが初乗り運賃ってことすね。
続いて発車案内をチェック。種別がわかりにくい。ただよーく観ると、左端にあるいかにも後付けの表示器に並んでいたのはすべて Santa Lucia ゆき。単純に考えて、東行き列車ほぼ全部か(当駅折り返しを除く)。
11時半。正午以降の各停を乗車候補に入れつつ、高速列車の発着も確認。まずはそっちのホームに行ってみよう。
架道橋などはなく、ホームへのアクセスはすべて地下通路。名古屋とかに似てる。
きっぷ有効化マシーンは、この通路の壁などにくっついている。中央の差込口につっこむだけ。
ホームは10本以上あり、どれも長編成が停まれるくらいとっても長い。そして階段は中央寄りにしかないので、ホーム移動する人にはちょっと大変。
駅滞在中、ずっと気になっていたモノがあった。構内の自動アナウンス。
しかも何度となく「とれにたーりあ」「さんたるちーあ」を繰り返す。なにを言ってるんだ。新大阪の「7・8番線の電車はすべて大阪駅に停車」掲示みたいなやつか(旦那さんの仮説)。
あまりにも気になるので、最終的には動画で撮って持ち帰り、イタリア語習得度の極めて低い2人で Google 翻訳に頼った解読大会を繰り広げることとなる。その動画と正解がこちら(再生すると頭出しが有効になります)。
Il treno regionale di Trenitalia delle ore 12:13 per Venezia Santa Lucia é in partenza dal binario 9. Ferma in tutte le stazioni.
Trenitalia の各駅停車、Venezia Santa Lucia ゆきは、12時13分、9番線から発車します。各駅に止まります。
Il treno alta velocità Frecciarossa 9715 di Trenitalia delle ore 11:58 proveniente da Milano Centrale é in arrivo al binario 5.
Attenzione! Allontanarsi dalla linea gialla.
Trenitalia の高速列車、Milano Centrale 発 Frecciarossa 9715号は、11時58分、5番線に到着します。黄色い線の内側にお下がりください。
なんのことはない、ただの発着案内だった。そりゃ Trenitalia の Santa Lucia ゆきばっかり案内するわ。余談だが「9715号」とは先日乗ってきた列車である。
しかし、いきなりホーム番号から入る ÖBB のアナウンスとはずいぶん違うな。所変わればなんとやら。
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