欧羅巴交響曲 II スオミの夏 (11) Aleksanterinkatu

確かにまだ暑いんだけど、最近ちょっと夜が涼しくなってきた。日没後の蝉のボリュームも落ちてきたし、なにより睡眠中に扇風機ガンガン回す必要がほぼない。むしろ寒くて窓閉める日すらある。季節はちゃんと進んでるね。
さてヘルシンキの木曜午後はもう少し続く。

素敵な眺めの電停でしばし待機。

なにが素敵って背景がね。何の変哲もない住宅だと思われるんだが、やたらかわいい。このまま物語の舞台になりそう。

電車も物によっては座席の布張りがかわいい。

4系統で戻る。といっても宿へ直接ではなく、ちょいと寄り道のため手前で下車。

駅の南側は、いろんな店が建ち並ぶ繁華街。その中にはマリメッコの本店も。さっき店で見かけた新作ももちろん飾られたショーウィンドウの前を、ロゴ入りの傘を持った人が通過。なんだかんだで結構普段使いされている。

当たり前だけど定価だとやっぱかなりするよなぁ。相対的にはやはりアウトレットは安かったということ。

駅前を経由する系統も多く通っている、Aleksanterinkatu 電停付近。歴史を感じさせる建物に、現代的なデザインの看板やセール告知が躍る。ちっちゃな銀座みたい。

この交差点から北へ続く線路は、今回の旅で2度目の出会いとなるアレを有していた。

ヘルシンキにもあるんですわガントレット。欧州では意外とあるあるなのか。しかも形状がものすごくわかりやすい。

道幅的には余裕で複線敷設可能だったと思われるんだが、そこであえて歩道を広く取るのがヨーロッパらしいというべきか。

そんなこんなで再び駅前。すっかり見慣れてまいりました。

て、改めてよく観るとでかいな駅舎。建物の一部は VR のオフィスらしいけど、いずれにせよ十数組の線路がずらっと並んでいるだけの幅は有しているわけで。

そんな鉄道駅の前に集結する電車とバス。交通の要衝は今日も賑わっている。

振り返れば繁華街もぼちぼちの人通り。まもなく夕方、さらに人は増えることだろう。

そんな中、我々は三たび駅のロバートでコーヒーを買って宿に戻り、Eromanga のシナモンロールをおやつにおいしくいただく。16時半とはいえ、この国の午後はまだまだ長い。

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