欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (28) City Airport Train

午前中まではお天気ぼちぼち穏やかな感じで、洗濯物がすっかり乾くくらいには安定していたのだが、昼過ぎに一変、残念な空模様となった。つーかまた台風来るんすか。しかも大型。もうおなかいっぱいっすよ。ここまでで1年分食らっちゃった感あるし。
さて欧州旅はいよいよ最終日、要は移動してばっかりのお話。

あとは帰るだけ。そんな最後の朝食会場は、びっくりするほど日本語が飛び交っていた。周遊バスツアー御一行様が来たようだ。滞在中ずっとじゃなくてよかった。海外にいるときくらい海外の言葉に囲まれて異国気分を味わいたい派なんで。

駅前の空は穏やかなものだった。最初からもっと晴れてくれてもいいんだよ? ま、いずれまた来るだろうし。

大荷物にやさしい地下鉄で一気に Mitte 入り。

今回も CAT のお世話になる。乗車はこれで3度めだが、すでに漂う「毎度おなじみ」感。他の電車やバスでも空港には行けるけど、これが一番なんも考えず簡単で速いからなぁ。

駅ビル内の専用のりばへ向かう。お、これが少し前にできた Manner の直売店かー。もう買っちゃったから寄らないけど、直前に買いたくなってもこれで大丈夫。あとサッカーボール浮いてるのは W 杯仕様であっていつもじゃないからね。やっぱりヨーロッパはどこもサッカーが熱いようで。

この時点で8時半くらい。時間にはたっぷり余裕を持って動くのが空の旅の鉄則だが、多分今回に限ってはこれ以上早くても遅くてもあんまり事態は変わらなかった気がする。

ともかく先発に乗りましょう。せっかくだから先頭のカマを確認…

ってなんでやねん。昨日 NJ に専用塗装つけてローマ行ってる場合じゃなかったんちゃいますん。

まだ朝ということもあって、さすがに車内は空いていた。もっとも地元民は S-bahn 乗るだろうし、ウィーン以外の人なら素直に RJ で直通だろうし、もっぱら観光客向けやね。

個人的には空港アクセス専用便があるなら使ったほうが楽。大きな荷物も他の人の邪魔にならない荷物置き場が使えるし。あ、ただ今回は本当に空いてたんで、ボックス席まで持ってった。

当地もこれからが夏本番。今年は日本だけでなく各国暑かったようだが、農産物は元気かな。

そんな郊外を駆け、空港まではあっという間。

航空会社の中の人に混じって地上出口へ向かう。

こっちのきっぷうりば、以前はあんなに立派だったろうか。少なくとも、ちびっこに受けそうなミニ車両はなかったと思うのだが。まあなんだ、これだけ派手なら迷わなくていいね。

空港はとても混んでいた。そしてそれは我々にとって、最後の最後に大変残念なおしらせの前兆でもあった。

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