欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (29) Finnair AY1472, AY77

自宅の設備、業者さんに来てもらって無事修繕完了。内容を聴いてみたら、まあいかにも経年劣化しそうな部品のお取り換えって感じで。お代は一切かかっておりません。この手の住設メンテ代を大家に丸投げできるのは賃貸のメリットだよねぇ。
なわけで長々とお送りしてきました欧州旅、ラストは若干ぐだぐだ。次回おまけ予定。

残念なおしらせ。それは、帰りの飛行機2便とも「2人で横に並んだ席」を確保できなかったこと。2便め(大阪着)が前後並びなのは百歩譲るとしても、1便め(ヘルシンキ着)はまったくかすりもしない配置。列も違えば左右ブロックも別。
そんなトンデモ配置を割り当てたのは、ウィーン空港のフィンエアー窓口を担当していた「実習中」札つきのおにいさん。いや2人連れなんだからせめてもうちょっと並べる努力しようぜ。まあなんだ、事前に席が決まるような航空券の買い方しろって言われればそれまでなんやけども。ちょっとねー。

がっくり来たら7日分の疲れが。とりあえず搭乗エリア入って、カフェでコーヒー。

最小サイズがでかい。そして Figlmüller 系列だったことに今気づく。

1便めのフライトはひどいもんだった。

まず大幅遅延。乗り遅れ客が出たことにより、離陸待ち行列に並び遅れたのが要因らしい。幸いにして我々の乗り継ぎにはとっても余裕があったので慌てることはなかったが、それにしても理由不明なまま出発50分延はなかなかしんどいものが。

それより何より、自分の座席配置がひどい。3列シート中央席なのは仕方ないにしても、オーストリア人と思われる夫婦に両脇から挟まれる。同一グループが座る列で、わたしを窓側か通路側に寄せなかった窓口おにいさんは何を考えていたのかと。
そしてそんな夫婦は始終うるさくしていた。というのも、前述の遅延によって乗り継ぎ便(たぶん重慶行き)との接続が大変あやうくなったらしく、CA さん呼んであーだこーだ、さらに中央の他人(わたしだ)を挟んであーだこーだ。あの、マフィン食ってるすぐ上で口角泡飛ばして話すのほんとやめてもらえませんかね。って言えるくらいのドイツ語能力が欲しかった。

はぁ。今思い出してもげんなりな便をどうにか降機。窓口が少なすぎて大行列の出国もなんとか終え、乗り継ぎ便のアップグレードは空席がなく不可と判明。やれやれだぜ。もうなんでもええからはよ帰ろ。

この時ばかりは、圧倒的日本語率を誇るヘルシンキ〜日本便の搭乗ゲートの雰囲気がありがたかった。
そしてそれは機内でも。我々より後に乗ってきた日本人乗客さんに対し、駄目元で旦那さんが交渉を持ちかけたところ、すんなり成功。窓側に前後列で並んでいた我々と、旦那さんの隣席だった乗客さんの間で座席トレードが成立し、当家は晴れて横並び席となる。乗客さんにとっても窓際ゲットで万歳だったとのことで、これぞ Win-win のソリューションである。

いざという時に助けてくれる人がいるのはありがたいことだ。

と、いうわけで。往路と完全一致の OH-LWB にて一路日本へ。

機内はぎっしり満席。日本人だけでなく、夏休みの欧州人も多そう。

どのくらい混んでいたかというと、機材後方の我々には食事メニューの選択肢がないくらい。夕飯は牛丼、朝はポテト。

お世辞にもぐっすり寝たとは言えないものの、今回導入した新兵器「首に巻いて頭を支える一種の枕」のおかげで仮眠程度にはなった。とにかく食事をきちんととり、体力と気分の回復に努める。

やや乱気流が多く、朝食提供もかなりギリギリのタイミングではあったが、ともあれ無事に到着。

こうして、最後だけドタバタしつつも概ね密度の濃い旅はおしまい。もちろんこの時は関空も連絡橋も平常通り。我々もいつものようにバスから梅田経由で帰宅したのであった。今年もっかい関空使う予定なんやけど、その時はラピートかなぁ。

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