欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (22) Nyugati Pályaudvar

荒天に備えて明日の分も食料をまとめ買い。したものの、通過予想時刻がじわり変わったりしてきてて、起きてる時間帯の影響は控えめかも。それならそれで助かるわ。とりあえず午後はスーパーの特設売り場につられた桃でも食べるかな。
さて欧州旅、マクドが入ってる駅本体もちゃんと観てきたよ。

これまで訪れた他国と違い、ブダペストには「中央駅」がない。そのかわり、東・西・南の3駅がそれぞれにターミナルの役割を分担している。というわけで、ここは西駅。

到着直後に外観を撮っておいた。均整のとれた駅舎、なんとエッフェル塔と同じ人が設計したらしい。近隣に大きなショッピングモール等もあるからか、人通りが多く賑わっている。

食後。改めて正面から入場。ヨーロッパ駅の定石通り、改札などというものはない。

ガラス張りのファサードから続く中央ホームは大きな屋根つき。ここまで入ってくる列車はごく一部で、奥へ行くと両側に別のホームが多数配置してある。

発着案内。案の定読めません。もはや IC 以外の種別すらもわからん。とりあえず、少なくとも国際列車がなさそうなことだけはわかった(時間帯によっては来るらしい)。構内アナウンスもなんのこっちゃだが、冒頭に鳴る「ぴーぴろりーぴーぴー」て感じのチャイムはちょっとかわいい。そういや子供鉄道でも鳴ってたな。

ではちょっと車両の見物を。この時は客車列車が2編成停車していた。

機関車ごついなー。カラーリングだけは EF65 とかに似てなくもないが、迫力が違う。

客車の最後尾に運転台がついたタイプもあるようだ。

「つばめ号」らしい。ちゃり対応車両が何かしら用意してあるのは、ヨーロッパでは普通やね。あとスペック表示の文字情報量の多さも。ちなみに国鉄=MÁV は少し前に分割民営化っぽいことをしていて、旅客と貨物に分けたうちの前者を MÁV-START という。あちこちに START と書いてあるのはその意味。

いずれもしばらく動かなさそうなので、ホームをもう少し奥まで進んでみる。

あー、こういう駅名標が出てくるといかにも東欧って感じするよねー。

別のホームを観ると、なにやらヘルシンキのエアポート電車に似たものがいる。Stadler の Flirt。って一緒やんけ。

あっちはシーメンスの Desiro Classic。ÖBB にもいるっぽいけど、観たことあったっけなぁ。てな感じで、陸続きのヨーロッパでは他の国の気配を車両からも感じることができるわけで。

ちなみに、ホーム本体はなんだか懐かしさを覚える部分もあった。

水場。日本でも国鉄仕様のが残ってる場合もあるけど、普通にバリバリ現役だった。観てるそばから乗客が寄ってきて水を出す。

このだだっ広さを除けば、夜行や寝台列車を見送る時の雰囲気にどことなく通じるものがある。くし型構造のせいか。

てことで、最後に鉄道版の終端ハンガリー風を記録。ごついのに簡素。実用重視と言っておこう。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。