垣間見る物語 (2) 浄土を模す

早めに夕飯を済ませてローカル花火大会を堪能してきた。どのくらいローカルかというと「交通機関を使わないで観れる範囲」。過去に使ったことのないお立ち台に行ってみたところ、過去回で訪問済のどこよりも観やすくてよかった。
では7月中旬の宇治散歩をもう少々。

駅前を出て宇治橋へ。

前回訪問時は修繕してあまり時間が経ってない段階だった。あれから10年、すっかり景色に馴染んだ外観。

この川幅のわりに流れは速い。お伊勢さん同様、橋本体を守る衝撃吸収柵が設けてあるのも納得。

そして例年以上に注目を浴びる、橋のたもとの紫式部さん。海外のお客様も盛んにカメラを向けておいでだったが、そういや他の国でも橋のそばに著名人の像ありがちやな。

では宇治観光の本丸にまいりましょう。参道を進んで境内へ。

蓮が複数、大きな鉢で植えてあった。池に咲くと見づらいから近くに持ってきてくれたのかもしれん。

というわけで宇治の鉄板スポット、平等院鳳凰堂。この橋を渡れる人の数は限られている。って別に貴人限定とかではなく、内部見学枠に上限があるだけ。この日、我々が入場した15時頃にはすでに締め切られていた。

午後ひたすら逆光なのは仕様です。いろんな角度から眺めつつ、みんな大好き真正面構図の立ち位置へ。

旦那さんはこのために超広角レンズを持参していた。交替で使う。これで 19mm。確かに 24mm じゃギリ入らんのよ。

当たり前ながら撮影者多数。みなさんあの手この手で撮っている。水辺の最前列で撮ったらさっさと移動して次の人に譲る。

どうせなら10円模型ここに置きゃいいのに、と旦那さん。このでかいやつは茶づなミュージアムにある。そういう意味でもハシゴ推奨。

このあと、前回何らかの理由でスルーした(年末で閉まってた説濃厚)境内の博物館「鳳翔館」も経由。これが地味に見応えあり、間近で観れる鳳凰を筆頭に国宝重文の実物がバンバン登場、内部見学のかわりに室内再現コーナーも。行ったら寄るべき。

ふぅ。鳳翔館で涼めたけど(入ったのはそれも大きな理由)だいぶ歩いて暑いね。茶づなでもらったおいしいお茶もありがたいけど、そろそろ冷たい甘味ないかな。参道の有名店は混み合っており、流れ流れて別の道へ。

通りすがりに抹茶色ソフトクリームの看板を発見。ここにします。やっぱ抹茶系食べたいやん。

濃茶ソフトはとっても濃厚、トッピングの茶だんごもナイス。濃いけど濃すぎず。「大茶萬」さん、おいしゅうございました。

そんなこの道は駅へ続く道。といっても京阪ではなく JR の宇治駅。

軒数は参道ほどではないにしろ、お茶系の著名なお店が並び、イートイン対応も結構あり。

あの屋号さっきも観たな、などと歩いていたら駅に着いた。

奈良線はつい数年前に大規模な複線化工事を終え、だいぶ便利になったと聴く。駅利用実績カウントついでに使ってみよう。

おっと、ここにもお茶アイテムが。こう見えて現役ポストである。やっぱり宇治といえばお茶なんやねぇ。

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