星は降る浪速の街に (2) 大通の彩色

ここんとこ本格的に寒いんで、必然的に「お湯をためる風呂」の回数が増える。もちろんガス代が増える。今回は前月比1.5倍くらいかな。おとな2人だけなんでこれでもだいぶ安い方だとは思うし、ここケチって風邪ひくのはあほらしいし。
なわけで11月中旬の冬季催事散歩、後半戦どうぞ。

そんなこんなで18時。すっかり暗くなったところで表通りに繰り出す。これまた毎年恒例、御堂筋イルミネーションの見物とまいりましょう。

と、突如現れたのは天空へと延びるレーザーの光。換気塔から出ているようだ。あとで確認したところ、これも演出のひとつに含まれていた。

催事に紛れて金色に輝く阪神百貨店。アレの後「アレのアレ(日本一)」も達成したからね。

阪神の脇から地上に降りて、イルミネーションエリア内へ。

おや? 4ビルがえらい派手なんだが。しかも動くぞ。よーく観たらプロジェクションマッピングの機器が随所に仕込まれていた。さすがに通年設置ではなく、これまた企画の一環。梅田側は前回の万博(’70)を踏まえる意図らしいから、模様がレトロ風なのも意図的っぽいな。

並木の LED カラーは青系。これも例年通りだから、きっと南下するにつれて色が変わるな。

普段から派手そうなビルや、普段から通行量の多い車道を横目に、歩道橋経由で1号線を越える。

ここからしばらくは道路形状が変則的なこともあって、なかなか映えアングルが難しい。

数分歩けば中之島。

今年も橋が派手にやっている。川面の反射が彩りを増してくれる。

公会堂もライトアップ中。普段入れない3階中央の室内を点灯してくれているおかげで、美麗な天井画の雰囲気をちょっと味わえる。

脇の遊歩道、光のゲートをくぐって御堂筋に戻る。

そして芝川ビルもライトアップしてるのを観てまた横道に逸れる。

想定通り、淀屋橋あたりから光の色は黄色に切り替わる。

今年は阪神が日本一、オリックスもパリーグ優勝。2球団まとめて同日にパレードが行われる数日前のことで、沿道では通行止めを知らせる掲示物が多数出ていた。

大阪ガスビルには週末でも明かりのついたフロアが。まあインフラ屋さんはしゃーないわな。

ときどき横断歩道を活用しては、青になると道路を渡りながらついでに撮る。奥まで続く並木の美しさは道路の真ん中ならでは。

御堂筋特有の側道を覗き込めば、密集する木々がこれはこれでまたよいものだ。

両脇に並ぶビルの中には、ガラス越しに室内装飾をおすそわけしてくれるところも。

そして本町にさしかかる頃には、やっぱりこうなる。

うん、今年も派手やね。バブリーな空気を味わったところで折り返す。

ところで、船場センタービルが長々とした横断幕を掲げていた。これがよくできた代物で、「優勝」「感動」の前で幕が分割されている。つまり、双方リーグ優勝が決まった時点で作っておき、日本シリーズの結果次第で組み合わせて完成。うまいことやったな。

本町あたりまで来たことだし、やっぱアレですかね。空いてるといいな。

ということで予約もなく突撃した美々卯であったが、幸いあっさり席を確保。

リニューアルでぴかぴかになった空間にて、安定のうどんすきをおいしくいただいて、御堂筋散歩はお開きとなった。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。