欧羅巴行進曲 (61) 第四楽章/Café Museum
15 Jan 2016
受験から縁遠くなって久しく、明日からセンター試験だというのをすっかり忘れていた。明日の出かけ先での影響として、吉と出るかどうかは行ってみないとわからない。それより耐寒の備えをしっかりして行かねば。
さてウィーンのほうは例によっておやつタイムのお話。
ふと振り向けば、現代の乗り物を従えて堂々闊歩する馬車。それをそっと見守るモーツァルト(ベタな土産物屋)。
そして気づけば、ウィーンに来てから観た一番青い空。こんなに晴れる日もあるのね。
右手に見えているのはザッハーだが、アレはもう満足したから別のお店へ。こういうこと言うと怒られるかもしれんけど「名物の本家本元だから行った」という事実がすべてかと。
ぶらぶら進んで、リングの交差点。おや? なにかいますね。
なんでしょうこのゴーカートで公道に出てきちゃった感は。ロゴから判断するに、わざとこういう車に乗って観光するツアーかな、と思って今調べたらやっぱりそういうツアーの御一行様。数人が信号待ちでカメラ目線をガンガンくれた後、各車(もっとたくさんいた)右折してリングを国会方面に進んでいった。
あ、ちなみに晴れているのはかなり局地的みたいで、オペラ座前はよく曇る。まあそれ以前に観ての通りで編成写真など望むべくもないわけだが。さすが平日。
というわけで。リングを渡って少しばかり南下したところに、Café Museum というお店がある。ブルク劇場の近所にある有名店・Café Landtmann の姉妹店らしいが、どっちにしろ有名店。駅舎の件で何度も名前が出てきたオットー・ワーグナーも常連だったとかなんとか。
ガイドブックでは「外観が地味で見逃しやすい」とあったが、コテコテじゃないだけで言うほど地味でもない。
座席数はそこそこあり、天井が高めなこともあってゆったりした空間。
しかも、たまたま窓際の半円ソファー席が空いていた。これはラッキー。この空間にすぽっとハマって、極めて居心地のよいひとときを過ごす。少なくとも飲み終わるまで座席写真を撮り忘れるくらいにはくつろぐ。
メニューは文字だけでなく写真や絵が載っていてわかりやすい。ただ昼食の満腹感が未だに残っていたため、とっても美味しそうなケーキは残念ながら見送って飲み物だけ注文。
旦那さんはメランジェ、わたしは Franziskaner(メランジェにクリーム乗せたもの)。疲れた身体にこの濃厚さがちょうどいい。
と、非常に快適なコーヒータイムであった。あんまり長居すると数日分の疲れがどんどん出てきて立てなくなるので、そろそろ出るとしよう。
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