六甲おろしは猛然と

すっかり寒くなってきたぞ。お風呂入っても別に熱くないし、薄めとはいえ羽毛布団かけて寝てもむしろちょうどいい。ちょっと出かけるにも上着プラスでぴったり。これはカーペットが冬仕様になったりニット羽織ったりする日も近いぞ。
さて今回は先月、期間限定ネタにのっかってみた話。

9月中旬、例年よりかなり早い段階でリーグ優勝を決めたタイガース。となると親会社が黙っているはずもなく。翌日からのお祝い対応が続々と発表され、その中には阪神電車に関するものも。では撮っておこう。
別の用事（書けたら書く）も兼ねて出かけた彼岸の日、撮りやすそうと見当をつけた芦屋で特急を下車。すると、

いきなり来た。降りたばかりの特急が奥にいるの、おわかりいただけたろうか。というわけで優勝 HM つき青胴車。

どさくさで山陽 100 周年もお祝い。

甲子園に立ち寄ってみたところ、ちょうど球場を望むところにお祝い横断幕を発見。

よく観たらじぶん銀行の広告枠を拡張したもの。駅のあっちこっちに貼ってあって、まあ文言は明るいのでこの際広告でもよし。

これはほぼ全車両の窓に貼ってあったシール。優勝と口にしたら負ける的なジンクスを気にしてか、岡田監督発案の「アレ」をそれっぽくキャッチフレーズに仕立てた「A.R.E.」。今年の流行語がコレというなら納得するわ。

この日はそのまま梅田に戻って終了。ホームにはドアがつき、ずいぶんと綺麗になってきた。

そこへ一面のアレ。これでも地味な方で、百貨店2階の窓には特大サイズが。

さらに「阪急阪神グループ」のよしみで阪急にまで広がるアレ。百貨店前の柱や三番街の地下階段上などが黄色く染まっていた。

その翌週。ここに来て新たな電車ネタが判明し、とりあえず甲子園へ。

いっぺん改札を出てみた。駅入口がアレモードになってる。

グッズショップに朝から長蛇の列だったであろうことを物語るコーン。

虎に擬態する吉野家。まぁここでオレンジは使いにくいよねー。

では改めてホームへ。目玉車両を待ちつつ、練習がてらなんでも撮る。

実は HM をつけているのはジェットカーのみで、他はみんな車内正面の「副票」ポジションにプレート装備。

オレンジと黒の組み合わせはどーしても他球団に見えるし、過去に株主総会でつっこまれたこともありますが。

それを受けてか、1000 系のオレンジは黄色みを増したらしい。

お、たまに会う被災編成だ。阪神の震災を食らって回復できた車両を組み合わせてつないだ結果、微妙に世代の違う車両どうしがセットになり、窓形状や屋根位置などに名残がバッチリ出ている 8523F。

甲子園ラッピングはタイミングが合わなかったんで、またそのうちね。

あと山陽車の HM はあっちとこっちで柄が異なっていた。

各停もそれぞれ押さえておく。

ジェットシルバーもだいぶ増えたなぁ。過半数はこっちだったような印象。

しかし、本番は一筋縄では行かなかった。到着時刻が迫るほどにホームの撮影人口が増え、黄色い線をぶっちぎる人も複数。正面撮影は早々にあきらめ、後ろ姿だけでもなんとかしてみる。

ふぅ。
これは普段武庫川線だけで走っているタイプの 5500 系。アレ記念で選ばれた2編成が連結され、9月最終週末の3日間だけ本線走行するという企画だった。でもなんかくやしいので、後ろから特急で追い抜き、芦屋で待ち伏せ。

わりとカツカツのタイミングではあったものの、甲子園よりはよっぽど平穏。

タイガース号と甲子園号。確かにこの組み合わせは優勝祝いにもってこいだが、それにしても久々に気を張る現場であった。